150-60-65 36.4 97% これが理解できる読者様でありますように。
昨夜から今朝に掛けても夜が眠られずに、起きたまんま、まんじりともせずにCCU内に閉じこもっていた。計量トイレに行くのは自由。横になれば喉が詰まったようになって、苦しくて起きてしまう。たまに、看護師さんにお願いして、150mlのお水か、氷水をもらうのが楽しみだった。
看護師さんから、「痰を出して下さい」、「痰を出して下さい・・」と言われるが、名門(?)通信会社では、「痰・唾・吐くな」と大書された看板があって、痰や唾を吐く者は礼儀いらずの無礼者とされていた。
「手鼻をかむ」というのは素手や空気で鼻水を放出することを言ったが、天下に「TTS」の代紋を背負った私たちは決してすべき行為ではなかった。こういうことが第三者に知られて通報でもされたら大変なことになった。ちなみに、TTSというのは、Telegram & Telephone Service の略語だった。
このマークの中に、TTS という字が隠されている。
こういうのは、スポーツ選手に多かった。今でもピッチに唾を吐くサッカー選手はたんといるし、プロ野球の選手たちの中にも多い。だから、余計に朝の朝礼でも、そういうことがやかましく言われた時代があった。
こういうのは今でもある光景。
会社をやめて10年あまり。身についた習性は脱ぎ払えない。だから、こういう現象が起こっても、どうしようもなくなって苦しがっているしかない。これで案外と寝られないものだ。
だから、痰を出せ、痰を出せ・・・というのも、私にとっては大きなストレスになる。それは、公衆の面前で裸になれというにも等しい。だから、風邪とストレスだけには気をつけていないととんでもないことになってしまう。病院の中だとは言え、人の居る場所や人の声の聞こえる場所では無理というもので、いつも、トイレに籠もって痰を出していた。
今日の掲示板はこれ。「善し悪しの 写る姿の影法師 よくよく見れば 我が姿なりけり」というもの。自分の鏡に写る姿というのは、よくよく考えてみれば、自分の心の善悪を映しだしているようなものだということだと思う。影は実際の姿が地上に映ったもの だが、それは、かならずしも本当の姿ではないし、自分の心の姿が投影されたものとし、その影を、よくよく反省の材料として、見つめるべきであると教えてく れているのかも知れない。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。