さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、昼過ぎから雨が降ってきた。気温は20.7度から22.1度、湿度は94%から84%、風は1mから4mの西の風が少しばかり。明日の12日は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、朝まで雨や雷雨の所がある見込みらしい。その後は高気圧に覆われて概ね晴れるようだ。
今日は奥方の公休日。朝から草を抜いたり花の苗を植えたりしているが、私の予定は全くない。そこで、奥方をあじさい園に誘ってみた。まずは、さぬき市長尾西にある「行基苑・あじさい園」に行ってみた。
湿気があって、雨も降っていて、こんな日のあじさい園はみずみずしくて気持ちがいい。このあたりは、昔の古墳群と介護施設群がある地域。
日陰のほうは、これからというところ。
お次に向かったのは、高松市西植田町にある、「花の寺・勝名寺」さんのあじさい園。毎年、奥方を連れてきている。ここの住職さんには永代経法要のご法話でお世話になっている。今年は入院をしていたもので、どうなったのかは聞いていないのだけれど。
まずはご本尊様にご挨拶をしてから・・・。「なんまんだんぶ、なんまんだんぶ」
駐車場には入れ替わり立ち替わり乗用車がやってきて、家族連れやおばさまたちがやっては来るが、どなたも本堂にはお参りには下りていかない。ま、真宗寺院というのは門徒さん以外は立ち入れないような雰囲気があるのは確か。本堂のお扉が少しでも開いていれば、気分的にも楽になるかなぁとは思ったりする。
でも、ここは、広い駐車場に休憩所やトイレなども整備されていて、お参りはしやすそうなお寺さんだなぁと思うことである。
ここには、20種、約1,500株の紫陽花のほか、萩や睡蓮、蓮なども植えられているので、四季折々の花を楽しむことができることから「花の寺」としても知られている。
上空を高松空港に向かう飛行機が着陸態勢を整えて飛び去って行った。
今日も「おうどん、おうどん」と言うもので、今日は「情熱うどん・わらく」という一般店に案内した。ここは、るみおばあちゃんでおなじみの「池上製麺所」で修行を積んだ店長さんの店。2008年にオープン。
私は「肉おろしぶっかけ並の冷や」をお願いし、奥方は「かけちくうどんの並」を注文した。るみおばあちゃん直伝の表面がもっちりとしていてこしが強いめんがおいしい。かけうどんのだしも、ぶっかけうどんのお出汁も麺にぴったり。だしに浸してうどんと一緒にいただくと、うまみと食感の相乗効果が味わえた。
11時前で静かだった店内だったが、私らが食べ終わる頃には続々とお客さんが集まりだしてきた。奥方も満足のおうどんだったよう。
今日の掲示板はこれ。「この泥が あればこそ咲く 蓮の華」というもの。「この泥が あればこそ咲け 蓮の花」と詠んだのは与謝蕪村。似たような句である。「蓮の花」は 泥の中に根付くというか、泥がなければ根付かない。泥の中であろうと 澱んだ水であろうと、蓮は、澱んだ水を突き抜けて水面に花を咲かせる。ひとの世も同じ。この世は「泥」、澱む水は人々。そんな「泥の世」で、「よろこびの華」を探すことは容易なことではないが、泥の中だからといって後ずさりし、ひるむのではなく、怠らず、たゆむことなく励んで、力を超えたところの力が与えられることを信じ、自分を信じ、自分を支えてくれる周りの人々を信じ、ただひたすらに「生かされている」ことを感謝しながら生きてゆきたいものである。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。