さぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れるが、湿った空気や気圧の谷の影響で、夜には曇る見込み。気温は17.3度から26.7度、湿度は88%から67%、風は2mから5mの東の風が少しばかり。明日の18日は、南海上を進む低気圧の影響で曇り、昼前まで時々雨が降るらしい。
我が家でお泊まりをした弟二人と私は、いとこの一周忌法要のために東かがわ市東山という地区にあるお寺にやってきた。ここは「如意山・宝光寺」で、宗派は曹洞宗。本尊は千手十一面観世音菩薩(伝定朝作)、開基は大量無極と言われている。
平安時代の中頃に創建された古い寺院であり、応仁の乱のころ、室町幕府の管領「細川勝元」が領田を寄付し、再興、繁栄させたが、その後は盛衰を繰り返した。境内には釈迦如来坐石像、伽藍堂には羅漢石像四十四体、石地蔵二十体があり、書院中庭には、切支丹灯篭(織部作)がある。本堂南側には古くよりの名泉がある。
ここで、私のいとこの一周忌法要が営まれるというので兄弟三人でお参りに来たというわけ。
今日の参拝者は30名ほど。親戚とはいえ、すっかりとつきあいもなくなり、縁遠くなった人たちばかりになった。母の時代が終わってしまったことで親戚のありようも大きく変化した。
すると、「あんたの席はここ」と、こういう席でのおつとめになった。「得度を受けた、あんたはプロなんだから、ここ」という訳らしい。で曹洞宗のお経本を手渡されての法要になった。
これは、少しばかり難しい。舌をかみそうになってしまいそう・・・。
法要のあとはさぬき市にある「大川オアシス」というレストラン兼土産物店のある建物での「おとき」になった。
ほどよいおつきあい圏を考えての席順になっているらしい。こちらは「本家筋」らしい。
お料理も、「魚系」と「お肉系」「お寿司系」と「ライス系」をあらかじめ意見を聞いてお膳にしてある。私は魚系にしたらしい。
私は病院食が永かったし、昨日のお昼からお肉、夕食は魚系で、今朝も残りの魚系を食べてきたので、ほとんどお箸が進まない。
12時からのおときも、13時半にはお膳も片付き、早々に失礼した私たちだった。
今日の掲示板はこれ。「どんなに好きでも最後は別れるんです。どちらかが先に死にます。 人に逢うということは必ず別れるということなんです。 別れるために逢うんです。だから逢った人が大切なのです。」というもの。瀬戸内寂聴さんのことばかららしい。「愛別離苦」という言葉がある。「怨憎会苦」ということばもある。「求不得苦」という言葉もある。「五蘊盛苦」という言葉もある。とかくこの世は苦ばかりだ。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。