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Channel: まほろば自然博物館
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国歌吹く オーボエ静かに 墓の裏

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 丸亀地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は27.2度から35.6度、湿度は92%から66%、風は2mから4mの西の風が少しばかり。明日の4日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 昨夜は和室で網戸だけで寝ようとしたのだけれど、「エアコンも使わずに老人が亡くなっていた・・」というニュースが多いので、わざとエアコンのあるリビングで寝たが、これが寝付かれない。ほぼ1時間ごとにトイレにおきて眠れない。仕方なく、安定剤を飲んで寝たためか、一日中、眠たい一日になった。

 

 島の家は、セキスイハウスさんの鉄骨製ユニット工法だから暑い暑い・・。で、ついつい、冷たいものを飲みすぎてしまう。

 

 さて、8時半になったので、コミュニティーセンターに出かけてみた。金曜日という平日に役所が開いている間に日曜日の準備をしておかないといけない。丸亀市の職員が帰ってしまうと施錠されて、ここは使えなくなってしまうのだ。

 

 若い人や島の住人たちは、墓前祭の準備で、テントや机・いすなどを運びに行った。私たち展示班・説明員たちは、屋内展示の準備に回った。

 

 大会議室にテーブルを並べ、イスを並べて展示場を作るという寸法らしい。

 

 ところが、ここも新しい施設なもので、壁に貼り付けたり、壁を汚したりしてはいけないという。だから展示方法も工夫が必要。細い竹を切ってきて、テーブルに縛り付けて、そこに展示物をつるすという手法。

 

 一方、こちらは「墓前祭」用の土地。テントを三張にテーブルを4つ、イスが26脚などを用意。来賓用である。一般の方は考慮していない。テントの後ろに「ムシロ(莚)」を敷くか・・というてるらしい。

 

 こちらが「墓前祭」用のメインである。お墓の後ろには、英国国旗「ユニオンジャック」を掲揚する。ブルーシートのものは、今回、建立される「記念碑」である。詳細は内緒。日本式のお墓だから、花筒はふたつ。そこへ、レイクさんのご子孫のブリジッドさんと、岡良伯さんのご子息が献花をされる予定。あとは、記念碑の除幕式。暑い時なので短時間でてきぱきと進行する。

 

 で、最初に、簡略に調査研究発表をやれ・・と言われているのだが、まだ、原稿もできていない。暑い時期だから簡潔に・・・と言うのだから困ったものだ。明日と今夜中になんとかしなければならない。

 

 今日の掲示板はこれ。「生きるということは 思い通りにならないということが はっきりとわかることです」というもの。真宗大谷派の「祖父江文宏」先生のことばである。この言葉を残された祖父江文宏さんは、長年、児童養護施設「暁学園」の園長を勤められた方だという。祖父江さんは子供を尊重し、「子供」と言わず、「小さい人」と呼んでおられたそうで、体を張って虐待をうける子供を保護してこられた、その姿勢は子供たちに伝わり、子供たちから親しみをこめて「園長すけ」と呼ばれていたとも聞いている。この掲示板の言葉は、その祖父江さんの姿勢をつらぬく芯のようなものではないかと思っている。この思い通りにならないからこそ、人は苦しみ、悩み、怒り、泣き、わめいて、暮らすのだ。それが「生きること」だからである。そのことをはっきりとわかれば、悩みも怒りも悲しみもそねみもやわらかくなるというのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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