さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は23.7度から31.8度、湿度は90%から55%、風は2mから5mの西の風が少しばかり。明日の6日は、高気圧に覆われて晴れるが、気圧の谷や湿った空気の影響で夕方から曇り、夜は雨の降る所がある見込みなのだとか。
今日は県外研修ということで、7時半に公民館前に集合とのこと。あわただしく準備してようやく間に合った。
チャーターしたマイクロバスで一行は鳴門市に向かう。ところが、バスに乗ってすぐにトイレに行きたくなってしまった。しかしのかかし、およそ1時間はノンストップでバスは走る。なかなかにバスを止めてもらうのには勇気がいる。我慢我慢の1時間だった。
目的地の施設に到着するやいなや、施設に駆け込んでトイレを探して走る走る。ここは鳴門市にある「救護施設:小鳴門莊」という施設。
ここで施設長から施設の概要についてのお話があった。路上生活者や精神障害や知的障害のある方、生活保護法の適用を受けている人など受け入れている施設らしい。
こういう施設らしい。
こういうお風呂や洗濯室、食堂や居室なども見せていただいた。
次にお邪魔したのが「児童養護施設・鳴門こども学園」だった。あの玄関から入って右側が男の子用、左が女の子用で、男女半々程度で30名が生活しているという。下は3歳児の年少児から小学校、中学校、高校生まで。18歳を過ぎると卒業になる。
ここは児童福祉法による施設で、ネグレクト(育児放棄)や児童虐待などで親などとは生活できない子供たちを受け入れている。
こういう幼い子供たちもいる。まだ、幼稚園には入れないこどもたちだった。幼稚園児以上は通園・通学の時間帯で子供たちはいなかった。
昼食は、鳴門市北灘町にあるホテルだった。山の上にホテル群があって、ゴルフ場や宿泊施設、ロッジやらレストランなどがある。
山の頂上一帯に施設があって、瀬戸内海を眺めることもできる。
で、中華料理のお店が用意されていた。ところが、ここのお食事は味が濃いというか味付けがきつくて、エビチリを二匹食べただけで、あとのものは皆目、受け付けなかった。脂濃いものが多く、塩分も多そうな感じ。
結局の薬局で、エビを二匹食べられただけ・・・。デザートまでパス。このお料理を見ただけで、私のおなかは満杯になってしまった。やっぱり、おにぎりを持ってくればよかったなぁと後悔しきり。それに明日が県立病院での診察日だし、CT検査の日でもある。塩分控えめだからパスは仕方がない。
今日の掲示板はこれ。「苦をまぬがれるには その苦を生かしていく道を学ぶことです」という、蓬茨祖運(ほうしそうん)先生の言葉から。蓬茨祖運先生は、浄土真宗の僧侶で仏教学者。 石川県出身で大谷大学卒。真宗大谷派参務。1970年九州大谷短期大学教授、二代目学長。賢隆寺住職。宇宙物理学者・蓬茨霊運は長男である。人生には4つの約束事があるという。「繰り返すことができない」「誰にも代わってもらえない」「かならず終わりが来る」、そして「その終わりがいつくるか わからない」。仏教の基本的な教えである四法印、すなわち諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静はこのことを私たちに教えようとしている。この生老病死の現実を前に、私たちはまさに無力と云うほかない事柄にしばしば直面し、苦悩する。蓬茨祖運先生は「苦しみをまぬがれるには、その苦しみを生かしていく道を学ぶこと」と云われた。心の闇が照らされて、闇を闇と知らされる。苦は消せるものではなく、照らされ開かれるものだと教えてくれたのである。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。