さぬき市地方は、高気圧に覆われて晴れていたが、気圧の谷や湿った空気の影響で昼過ぎから曇り、夜遅くには雨の降る所がある見込み。気温は12.8度から21.3度、湿度は94%から72%、風は1mから3mの東の風が少しばかり。明日の9日は、寒冷前線が通過するため朝まで雨が降り、昼前まで雷を伴う所があるらしい。午後は高気圧に覆われて次第に晴れてくる見込みなのだとか。
今日はこんなにも秋晴れのいい天気なのに、明日は嵐になるのだとか。何か月もかけて準備をしてきたのに、朝の間だけが勝負なのに。なんたるこっちゃ~、サンタルチア~♪。
さて、観光ガイド・おへんろつかさの会の役員さんから、「先月の志度寺さんのイベントの集合写真が1枚足りないわよ~・・・」と言われたので、印刷をしようとすると、印刷用紙がない!。インクもない!・・・こうしたことはよくある話。
そこで、隣町の電機屋さんに行ってきた。
で、写真用紙を買ったついでに、
インクも買ってきた。個人の趣味というものは、お金がかかるものだ。
で、そのついでに、100円ショップにも寄ってみた。相変わらず、こういうお店にお客は多い。でも、100円、100円と言うてる間に、千円札はすぐになくなるから不思議だ。108円でもバカにはならぬものだ。
で、今夜の命が危ない、明日の命に保証はない・・・と言いながら、しっかりと、来年の準備をするからおかしなもんだ。死ぬぞ死ぬぞと言いながら、あんた、来年も生きてるつもりなのかい・・・。
いやいや、明日の希望がなければ今日が生きられないではないか。来月の予定がなければ、今日の楽しみがないではないか。来年の目標がなければ、今日の生き方が苦しいではないか。
天気予報を見るたんびに血圧があがりそうになってくる。
雨だ、中止だと言いながら、かすかな希望を抱いて、明日の用意を粛々とこなしている私である。明日の行事が雨で中止になったとしても、これまで積み上げてきた努力はゼロにはならないと思う。次のイベントの教訓にはなる。次の企画の参考にはなる。
今日の掲示板はこれ。「未来はこの瞬間の延長線上にある つまり、未来は今なんだ」というもの。町内の善楽寺さんのお寺の掲示板から。「なんじゃ、これは・・・」と、あっけに取られた。そしたら、「過去は、この延長線上にある。今は過去なんだ」となるではないかと突っ込んでみた。
皆さんは覚えているだろうか。今年の6月26日、沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式で、浦添市立港川中学校3年の相良倫子さん(14)が朗読した詩「生きる」の全文は次の通り。
https://www.youtube.com/watch?v=nCfiBcq1sdw
生きる
沖縄県浦添市立港川中学校 3年 相良倫子
私は、生きている。
マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
草の匂いを鼻孔に感じ、
遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。
私は今、生きている。
私の生きるこの島は、何と美しい島だろう。
青く輝く海、
岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
山羊の嘶き、
小川のせせらぎ、
畑に続く小道、
萌え出づる山の緑、
優しい三線の響き、
照りつける太陽の光。
私はなんと美しい島に、
生まれ育ったのだろう。
ありったけの私の感覚器で、感受性で、
島を感じる。心がじわりと熱くなる。
私はこの瞬間を、生きている。
この瞬間の素晴らしさが
この瞬間の愛おしさが
今と言う安らぎとなり
私の中に広がりゆく。
たまらなく込み上げるこの気持ちを
どう表現しよう。
大切な今よ
かけがえのない今よ
私の生きる、この今よ。
七十三年前、
私の愛する島が、死の島と化したあの日。
小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
草の匂いは死臭で濁り、
光り輝いていた海の水面は、
戦艦で埋め尽くされた。
火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、
燃えつくされた民家、火薬の匂い。
着弾に揺れる大地。血に染まった海。
魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。
みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、
懸命に生きる命だったのだ。
彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。手をとり合って生きてきた、私と同じ、人間だった。
それなのに。
壊されて、奪われた。
生きた時代が違う。ただ、それだけで。
無辜(むこ)の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。
摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。
悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。
私は手を強く握り、誓う。
奪われた命に想いを馳せて、心から、誓う。
私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。
全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできることを、誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを。
あなたも、感じるだろう。この島の美しさを。
あなたも、知っているだろう。
この島の悲しみを。
そして、あなたも、私と同じこの瞬間(とき)を一緒に生きているのだ。
今を一緒に、生きているのだ。
だから、きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。本当の平和を。
頭じゃなくて、その心で。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。
平和とは、あたり前に生きること。
その命を精一杯輝かせて生きることだということを。
私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を想って。平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。
大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。
これからも、共に生きてゆこう。
この青に囲まれた美しい故郷から。
真の平和を発進しよう。
一人一人が立ち上がって、
みんなで未来を歩んでいこう。
摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。