Quantcast
Channel: まほろば自然博物館
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

南天に 後生後生の 声が降る

$
0
0

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は2度から11.5度、湿度は92%から60%、風は0mから1mの北北西の風が少しばかり。明日の15日は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、昼過ぎから夕方にかけて雨の降る所がある見込みらしい。

 

 128/68-65 36.5c-97% 61.6Kg 1021hPa,5c,65% 今日は奥方がお休みだというので午前7時過ぎまで寝てしまっていた。外は霜で真っ白になっていた。

 

 「防風通聖散」が効いているのか、生活改善が効いているのか身体が軽くなってきた。

 

 世の中は「三連休」だ、成人式だとにぎやかだが、「ドーナツのド」が付く田舎では全くお呼びでない毎日が続くばかりだ。この時期、行きたいところがある訳でなく、食べたいものがある訳でもない。ましてや奥方が掃除機なんぞを掛けていたならば、どこにも出かけようという気にもならない。

 

 そこで、相変わらずのPC作業。へんろ道に関する資料のスキャニングによる電子化作業。

 

 道路わきに草に埋もれていく道標やらへんろ墓。これをいくらかでも記録し残さねば・・・と思い立ったのだが、今頃の日光は弱弱しくきれいな画像にならないし、撮影の合間が寒くて仕方がない。

 

 この花折庵は、今の前山ダムに沈んだ所にあって、今は地区の集会場の中津庵に移転されているが、中央は本尊の阿弥陀如来像で、もとは真宗の談合所だったらしい。それがいつしか、お遍路さんがお参りするようになり、お大師像なんぞも安置されるようになったとか。

 

 これはお地蔵さんの蓮の花だが、蕾の状態を「未敷(みふ)」といい、修行中を意味する。開いたものを「開敷(かいふ)」といい、悟りを表現する。

 

 そういうことを、コツコツとやっていたわけだ。

 

 奥方は施設のお友達とランチに出かけて行ったので、私は久々の肉うどんを作って食べた。それも半分だけで、あとはポチのエサになった。

 

 お昼からは隣町にある図書館に行ってみた。さぬき市立図書館寒川分館というらしい。

 

 で、へんろ道に関する資料がないかと、改訂長尾町史の上下巻を借りてきたが、これという資料も見当たらなかった。見当たらなければ自分で調べて書くしかない。これこそ、「まほろば工房」の意味である。

 

 今日の掲示板はこれ。「「私は正しい」すべての争いの根は ここにある」というもの。最近、いろんな出来事に対して、多くの人が、自分は正しいと信じて、SNSやツィッターで発信をし、一生懸命に行動されてるのを目にする。もちろん、正しいと信じる気持ちはとても大切だし、それを否定するつもりは毛頭ないが、ただ、どんなにそれが本当に正しいことだったとしても、その正しいことを追求するために、あるいは、守るために、それと反することを悪と決めつけてしまったとき、その正しかったはずのことが、今度は逆に、悪というものに転じてしまうことだってあると思うのだ。そして、そのことの、とても怖いところは、その当事者の人たちは、そのことに、なかなか気づかないということ。気がついたときは、取り返しがつかない(と思えるような)状況になっていることが、少なくないのでは、と思えてならない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

Trending Articles