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Channel: まほろば自然博物館
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草萌えて 種まく準備 し始める

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 さぬき市地方は気圧の谷の影響で概ね曇り、雨の降っている時間帯や強風の時もあった。気温は5度から11.5度、湿度は74%から54%、風は2mから7mの西の風が一時は強かった。明日の18日は高気圧に覆われて晴れるが、気圧の谷が接近するため、夕方から曇る見込みらしい。

 

 125/66/59 36.2c-96% 61.8Kg 1016hPa,6c,62% 体調は安定している。いつもは6時半過ぎまで寝ているのに、今朝は6時前に起きてしまった。

 

 というのも、集落の「地神さん」の春の例祭日で、7時に集合して掃除をすることになっている。ところが、この集落では30分前には集合して作業を始めるという習慣がある。だから、私も準備をして6時半にはここに来た。

 

 この集落の、今年度最後の行事が、「地神さん」である。地神さんというのは、「社日」におまつりをするもので、社日は、春・秋の彼岸に一番近い「戌」の日である。その日は、農耕を休み、「地神さん」の周りで祭礼を行う。その日に農作業をすると地神さんの頭に鍬を打ち込むことになるといわれ、忙しい時期ではあるが、総ての農家が農作業を休んだ。今はそんなことも知らない人ばかりになった。

 

 「地神さん」の周りには注連縄を張り、のぼりを立て、沢山の供物が供えられた。時間が来ると、その供え物は子供達に分け与えられる。その日、子供は「地神さん」の周りに集まり、お下がりを頂くのが楽しみであった。しかし、そんな子供たちもいなくなってしまった。

 

 地神信仰というのは、「阿波淡路右両国之内、古代之天子葬之場所有之由云々」ということで、阿波国内の天皇陵や古代の遺跡を掘り荒らした蜂須賀氏がいた。その神罰を恐れた、阿波徳島藩第11代藩主の蜂須賀治昭が、神職早雲伯耆の建白を受けて、藩内全域に地神塔(塚)を建て、春秋の社日(戌の日)に地元の氏子や農民に「地神祭」を行うようにさせたことが始まりとされ、阿波徳島藩や淡路藩、讃岐の東部、北海道などに地神として祀る碑や祠(地神社)が、千数百基はあるといわれている。

 

 お掃除が終わってのぼりを立てて終わったのが、開始予定時間の午前7時(笑)。ここで、長老の発声で、二礼二拍手一礼して、御神酒をいただいておしまい。一昨年までは集会場に集まって「直来(なおらい)」というものをやっていたが、それもやまってしまった。

 

 午前中は気温も低く風もあったのでデスクワークになった。今年度の観光ガイド用の資料作りである。年に二回のイベントを打て・・・と言われても、大窪寺周辺には話題は、そう、多くはない。

 

 で、過去のイベントの資料を探し出して、それをパワーポイントにまとめてみた。これを参考にして、今年度のプランを練ってもらうことにしたわけだ。

 

 春は、大窪寺奥の院への登山と、あと何かをプラス、秋は、この護摩山周辺ウォークがいいと思うのだが、はてさて・・・。

 

 大窪寺と言えば、秋の紅葉と門前の打ち込みうどんだが、そればかりではお客さんは集まらない。この21日の「大窪寺柴灯大護摩供と丁石探訪」に、何人の人が集まるか。期待と不安がよぎるばかり。何かいい企画がないものかと思案中・・・。

 

 大窪寺前のシャクナゲ園やアジサイ園、大窪寺の文学散歩なんかを提案しても、メンバーは相手にもしてくれないし・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「良いも悪いも 因果の種は まけば芽を出すいつの日か」というもの。お釈迦様は「因果の法」を説かれた。「因果」とは、「原因」と「結果」である。『善いも悪いも因果の種は播(ま)けば芽を出すいつの日か』という川柳であるが、良い種をまけば良い実がなり、悪い種をまけば悪い実が必ずなるということである。つまり、すべての現象には必ず「因」という種があり、必ず「果」という「結果」が現れるということなのである。今の時勢、善人がしいたげられ、悪人がのさばっている事の多い世の中。何が「善因善果」「悪因悪果」だと文句を言いたくなることが多々あるけれど、お釈迦様は、そんな凡人の姿はとっくにお見通し。「善を施すに、その報いを求めてはならない」と厳しく戒められておられよう。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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