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Channel: まほろば自然博物館
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なごやかに ミンミン蝉の コンクール

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。高温が予想され、熱中症の危険が特に高くなる見込みらしい。気温は26.5度から32.8度、湿度は92%から73%、風は0mから2mの北東の風が少しばかり。暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、充分な対策をとるよう呼び掛けている。明日の3日の香川県は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れるらしいが、午後は強い日射や湿った空気の影響で雨や雷雨となる所がある見込みなのだとか。

 

 118/79/65 36.4c-96% 64.5Kg 1012hPa,26c,55% 昨夜はドライモードで寝たからぐっすりと寝られたが、早朝から蝉の声がにぎやかで、やはり午前5時には起きてしまった。

 

 今日は天気もいいからと、久々に布団を干して、二階部分に掃除機をかけた。だが、それだけでヘロヘロになった。やはり、全くパワーがない。この布団を取り込む元気が溜まってくるだろうか。

 

 さて、思い出したように「庄松ありのままの記」である。

 

 これが、明治22年の西村九郎右衛門版である。そして、昨日の明治25年の顕道書院版が続く。

 

 これが明治25年の顕道書院版である。本文は同じなのだが、挿絵が違う。

 

 この表題も全く同じである。「岸崩れて花逆に開き 石圧して筍斜めに生づ」という禅語が引用されている。石に抑えつけられた笋(筍)は、斜めになってでも伸びる。断崖絶壁の花はさかしまに咲いている。困難に耐えてでも生き続けようとする笋や可憐な花に、自然の生命力を見せつけられる。いにしえの聖人たちもこのような苦難の末に、ようやく徳の花を咲かせたのであろう。

 

 これは平成の永田文昌堂版である。この挿絵は明治の挿絵をそのまま流用して、文字は現代文になっている。

 

 また、こういうものもあるが、最近はめっきりと姿を見せなくなった。現代人は庄松同行には見向きもしなくなったのだろうか。

 

 それに、こういうお話を聞く場もなくなったし、語る人もいなくなった。

 

 さぬきの人でも、庄松さんのことなど全く知らないという。話す人がいなくなったし、そういう場もなくなったし・・。

 

 今日は全国的に「真夏日」や「猛暑日」になっている。

 

 今日の掲示板はこれ。「本当は「わからない」で悩んでいるのに「わかったこと」にしている。私は永遠の「わからなさ」を抱えて生きてやる」という田口ランディさんのことばから。本当は「わからない」で悩んでいるのに「わかったこと」にしている。私は「わからない」を生きてやる。永遠の「わからなさ」を抱えて生きてやる。もし「わかって」しまったら、私は閉じてしまうから。 田口ランディ(『できればムカつかずに生きたい』より抜粋)

 

 田口ランディさんは、東京都に生まれ、日本の女性小説家でエッセイスト。本名、けい子。OL生活を経てフリーライターに。1996年、エッセイ『忘れないよ!ヴェトナム』を発表、その後インターネット上でメールマガジンを発行する。長編小説『コンセント』を上梓して小説家としてデビューした。複数の著作に盗作が発覚し、『アンテナ』『モザイク』は絶版。その後、該当部分を修正した文庫改訂版が出された。2001年には『できればムカつかずに生きたい』で第1回婦人公論文芸賞を受賞したが、私の好みではない。向こうさんもきっと、そういうだろうけれど。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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