さぬき市地方は湿った空気や寒気の影響で概ね曇っていた。気温は12度から14.5度、湿度は76%から65%、風は1mから3mの北東の風が少しばかり。明日の27日のさぬき市は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、昼過ぎから夕方にかけては雨の降る所があるらしい。
115/77/59 36.4c-96% 68.6Kg 1027hPa,18c,66% 夜中に2時間ごとにトイレに起きるものだから朝方は眠たくて仕方ない。それでも今日は5時起きになった。
奥方はお休みということで寝ていたために、今朝の朝食はこれになった。ファミリマートの「たっぷりフルーツのしろくま」である。「朝から、ちょっと無理かなぁ~」とは思ったが、案外とさらりと食べてしまった。喉がカラカラだったせいかもしれない。
今日は観光ガイド「大窪寺班」のイベントの一つ、「市内某中学校ふるさと学習」の日である。カレンダーには「7:30集合」と書いてあったのでいそいそと出かけたのだが、実際は8時集合だったらしい。この時期に、朝の7時半はちと中学生にはきついかも。
8:30には、中学生19名と教諭2名がマイクロバスでやってきて、おへんろ資料展示室での基礎学習をする。メインの講師は前田チーフガイドである。「なぜ、お遍路をするのか」「遍路をして何になるのか」「お遍路は仕事なのか」「お金はどのくらいいるのか」などと、子供らしい質問が飛び出してくる。
それが終わると、簡単な体操をしてから、大窪寺を目指して歩き出すのである。子供達にしてみれば「遠足」気分らしい。背中にはおやつやお弁当が詰まっているらしい。
前山地区から大窪寺を目指すへんろ道は何ヶ所もあるが、一般的なへんろ道が、この「花折峠経由」である。途中までは大型ダンプカーが通る広い道が続いているが、「土砂捨て場」から先は昔ながらの遍路道になる。
ここが、旧へんろ道にある「花折東峠」の「70丁石」である。ここから大窪寺までは「70丁:およそ7.6Km」私と舛本女史は二台の車で伴走する。寒川大先達が中間で安全確保係兼ガイド補佐、最後尾は新任の「岡田女史」。
地図の表記がおかしいが、右が北で、今日のコースは赤い実線のへんろ道で右から左に進んで、「多和小学校跡」で小休止兼トイレ休憩。そこから国道377号線を下に進んで大窪寺に向かうコースである。9:00に前山を出て、大窪寺に着いたのは12:30分、3時間半のウォーキングである。
旧多和小学校跡で休憩してからは一気に国道377号を歩いて行く。この正面に、「45丁石」がある。ここから大窪寺まで、およそ4.9Kmという計算になる。
そして早くもここは、「29丁石」で、ここでは「地蔵和讃」についてのお話しがある。「親より先に死んではいけない」「自分で死を選んではいけない」などのお話しとお約束である。
あとは、旧へんろ道を黙々と歩いて大窪寺に向かうばかりである。中学生はお弁当持参で広い駐車場でのお昼となり、私たちは門前の「野田屋」さんでのお昼になった。
紅葉シーズンともあって、店内には多くの観光客やお遍路さんの姿があった。左端のお遍路さんは台湾からおいでになったとか。
私たちは、恒例の「打ち込みうどん(880円)」をお願いした。私は最近、食べ物らしいものは食べていなかったのだが、これだけはしっかりと・・(と言いつつ三分の一は残してしまった)おいしくいただいた。
今日の掲示板はこれ。「生死の問題は他人事でなく 誰もが抱える一人ひとりの問題である」という、何年か前の報恩講布教使、西本先生の言葉から。じっくりとかみしめてみたい言葉である。簡単なようで、私自身が常に抱えている大問題にもかかわらず、誰もが忘れてのほほんと生きている現実。
じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。