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Channel: まほろば自然博物館
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蜘蛛の糸一筋結ぶ鹿の子百合

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 さぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は24.5度から32.0度、湿度は96%から74%、風は0mから1mの西北西の風が少しばかり。明日の2日のさぬき市地方は、湿った空気の影響で概ね曇る見込みらしい。

 

 104/54/78 36.3c-98% 60.8Kg 24.8c-77%-1013hPa 体調は良い。やや、両足がお疲れ気味かも。

 

 朝食も変化はない。今日も奥方は「早出」だと6時前には出掛けて行った。で、17時過ぎには帰宅して、今夜のご馳走を作るのだという。今日は父親の50年目の祥月命日。昨年に50回忌を済ませた。

 

 さて、庭木の枝払いや選定作業はあらかた終わったし、草刈りもある程度終わったしなぁ・・と眺めていたらば、この芝生広場の草が目に付いた。芝生の草が伸びていようが枯れていようが、親父の祥月命日には関係はない。関係はないが、ここもさっぱりとしておこうかと草刈り機を取り出した。

 

 いつもの充電式草刈り機である。一回の充電で、およそ1時間の草刈りが可能である。ガソリンエンジンの草刈り機でも似たような時間になっている。

 

 刈った草を「がんじき:(くまで)」。雁(がん)が、ななめ一文字になって飛ぶさまを「雁字」といい、その形になぞらえたことば「雁字器」だろうといわれている。高松の方言だと言われているが、関西系の人もたまに使っていた。その「がんじき」で刈った草を集めていく。短いようでも、こんなにも伸びていたのかと驚くばかり。

 

 こうしてみるとなんでもないように見えるが、実にさっぱりとしているのである。ただ、最近は苔が生えてきて、それを熊手が引っかけると剥がれてしまうので、あちらこちらにムラができている・・・。

 

 その合間に、野菜畑に水を通しておく。水はすぐ横を流れる「津田川」の水を電気でポンプアップして使っている。コンセントにプラグを刺せば、そのまま、畑に水が流れ込む仕組みになっている。時間が来ればコンセントからプラグを引き抜くだけである。

 

 芝生広場から勝手口に向かう通路も、「おかめ蔓」に覆われている。奥方がどこかで引き抜いてきたものを植えたら、そのあたり一帯がおかめづるに占領されてしまった。そしてその先端はどんどんと侵攻を続けている。

 

 それを切り開いて、元の通路に戻しておいた。数週間もすれば元通りに覆われてしまうのだろうけれど。

 

 9時過ぎには作業をやめて、シャワーを浴びて着替えをし、それを洗濯して干しておいた。まさか、今年の二月には、こんなことができるなんて想像だにしなかった。あの頃は、歩くことさえできなかったのだから・・・。で、一階のリビングにあるこの机やパソコンを、今日は二階へ移動する日でもある。あらかたの小物は移動してある。

 

 14時半ごろから弟たちが集まってきて、この大きなデスクを解体して二階へ運び、二階で再び組み立て直している。このデスクが異動できれば、あとは終わったみたいなもので、PCやらプリンターやらコード類なんぞも運び上げてくれた。

 

 弟たちは、それでおしまいだが、私はそれを接続し、接続し・・・の連続である。で、どうにか三台のPCを動かせるようになって、今日はここまで。

 

 で、今日は親父・一雄の51回忌である。私がまだ22歳、弟よっくんが20歳、その下のたっくんは18歳、就職試験に出掛けていた間のできごとだった。私と次男のよっくんと、いとこの”ゆきよし”の三人で足摺岬へ遊びに行こうと出掛けたその時でもあった。暑い暑い真夏のことだった。父は46歳であった。

 

 これが、そのときの写真である。野辺位牌を持っているのが私、写真を持っているのが次男のよっくん、三男のたっくんは就職試験でいなかった。小さな骨壺を持っているのが母である。後ろの民家は我が家ではなく、お隣さんちである。

 

 今日は兄弟三人だけでのおつとめだった。

 

 おつとめの後、お斎(おとき)があって、奥方が帰宅して急遽作った手料理を食べながら、しばしの歓談を行った後、恒例のカラオケになった。ベッドやパソコンなどがなくなったリビングで、弟たちは自慢の歌を次から次へと歌っていく。私はもっぱら聞き役である。

 

 普通、親の50回忌は孫がやるもの・・と言われている。通常の家庭ならば、親が80歳で亡くなるとすると、子供は55歳、50周忌をすると105歳という計算になる。だから、親の50回忌には参列できず、孫の世代になるのだということらしい。でも、我が家は親父が若くして亡くなったために、こうして50回忌を終えることができた。

 

 今日の掲示板はこれ。「過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない」というもの。出典は「仏教伝道協会編『仏教聖典』」からである。普通は「お釈迦様のことば」として紹介されている。以下、今日すべきことを明日に延ばさず、確かにしていくことこそ、よい一日を生きる道である。信は人のよき友、智慧【ちえ】は人のよき導き手である。さとりの光を求めて、苦しみの闇【やみ】を免れるようにしなければならない。信は最上の富、誠は最上の味、功徳を積むのは、この世の最上の営みである。教えの示すとおりに身と心とを修めて、安らかさを得よ。信はこの世の旅の糧【かて】、功徳は人の貴い住みか、智慧はこの世の光、正しい思いは夜の守りである。汚れない人の生活は滅びず、欲に打ち勝ってこそ、自由の人といわれる。と続いている。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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