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Channel: まほろば自然博物館
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咲ききって沼は浄土と蝉の声

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は25.5度から32.3度、湿度は96%から72%、風は0mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の4日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 113/59/80 36.3c-94% 60.4Kg 25.3c-75%-1010hPa 体調は変化ないが、なんだか寝不足みたいで身体がだるい。21時に寝て4時半に起きるのだから7時間半も寝ているし、寝不足になるはずもないのだが、なんだか 眠たいという感じ。今朝も「カナカナカナカナ・・・・」というヒグラシの声で起こされた。

 

 今日は奥方の公休日。だから、起きたと言っても歩き回ったりはできない。7時過ぎに「朝食ができたよ~」と言う声で台所に降りていった。特にこれという食材もない。

 

 今日も植木屋さんはお休みすることにして、二階の事務所の整理作業。こういう風に電源コードをつないでは延ばし、つないでは伸ばししてきたが、少しばかり整理もしなくては・・・と、整理を始めた。

 

 ところがプリンター6台の内の4台が動かないというか電源が入らない。電源コードの先をたどっていくと、確かにコンセントには刺さっている。だのに電源が入らない。さらに先に進むと、自分のコンセントにその先端が刺さっている。これでは電流が流れるはずもない。こういうことがたまにある。

 

 この右手の白い三台もプリンターである。それぞれに用途が違い、印刷用紙が違っている。中央の黒いものがパソコンである。

 

 正面から見ると、こういう感じになる。みんなが「One-Drive」に接続しているから同じ画面になる。つまり「マイ・クラウド」である。

 

 梅雨明けはしたのだけれど、今日のさぬき市地方は曇っていて蒸し暑い感じ。湿度計はいずれも70%前後を示しているが、80%以上はありそうな蒸し暑さ。私だけの感想なのかもしれないけれど。

 

 香川医大付属病院を退院するときに、看護師さんからいただいたメッセージを忘れていて、ようやくに今日、額に入れて飾ってみた。

 

 このときは、「あなたの命は風前のともしびです。どうぞ、あなたらしい人生をお過ごしください」と教授に言われていた時期。看護師さんも、そういう感じのメッセージになっている。「最後まで、木村さんらしい人生を楽しんでください」という言葉が書かれている。つまりは「弔辞」みたいなものである。

 

 今日はテレビではなくて、ラジオをパソコンで流しながらの作業になった。プリンターをつないだものの印刷ができない・・というものを一つずつ確認しながらの作業で、ようやく、4台のPCに6台のプリンターを接続するのに半日以上もかかってしまった。

 

 これで、一応の書斎兼事務所兼マシン室の完成となった。ところが、今年は「夏休みの自由研究」のテーマが見つからない。死期が迫っていると思って、やりたいことはみな、やってしまったような気がする。思い残すことのないようにと、あれもこれもとやってしまったのに、まだ、お浄土からのお迎えが来ないもので、なんだか手持ち無沙汰・・・みたい。

 

 今日の掲示板はこれ。「生まれたときも手ぶら 死ぬときも手ぶら」というもの。どこのだれの言葉かはわからなかった。

 死んだ男の残したものは
 一人の妻と
 一人の子ども
 ほかにはなにも
 残さなかった
 墓石一つ
 残さなかった

 頭のなかで繰り返し繰り返し流れてくる。確か、森山良子の歌だっただろうか。いつだったかラジオで聞いた高山右近の研究家の話は、眠気の中でも少しだけ記憶の端に残っている。クリスチャンであり茶道も嗜んでいた彼は、徳川家康に「お前などいらぬ」と言われて、潔く家財や自分の城を手放した。「人間は死ぬときは手ぶら」そう言って日本を去ってルソン島で死んだ。

 人間は、生まれてきた時もひとりだったし手ぶらだった。死ぬ時も、ひとりだし、それこそ、何も持たせてはくれない。人生も、あっという間。地球の歴史から見れば、人間の一生なんて一瞬のまたたきのようなもの。これを「無常」というのかもしれない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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