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Channel: まほろば自然博物館
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優しさをそのままにして寒椿

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 さぬき市地方は、寒気や湿った空気の影響で概ね曇っていた。気温は0度から5度、湿度は78%から52%、風は7mから2mの西の風が少しばかり。夜遅くは雪の降る所がある見込みらしい。明日の11日のさぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇り、朝晩は雪の降る所がある見込み。

 

 114/63/89 36.1c-98% 61.6Kg 12.3c-33%-1024hPa 体調に変化はない。最近、なぜか体重が減っているが心配はしていない。相変わらず肩こりは治らない。

 

 今日は自治会集落の「出事(でごと)」で、山の神さんのおまつり日である。猟師や木樵、炭焼きなどの山民にとっての山の神は、自分たちの仕事の場である山を守護する神として大切にしてきたし、煮炊きをするためのたきぎやを取るための山の神でもあった。

 

 このあたりの林業においては、オオヤマツミが林業神としての山の神として崇められている。かつての式や決め事としては山の神の祭日には入山を忌み、伐採を始める前には木を1本切り倒して伐り株に酒や塩を供え、山の神に無事を祈る。時代や場所にもよるが、伐採を「サキヤマ」、祈りの式を「ヤマハジメ」といった。ここには、拝殿があったらしいが雪のために倒壊して以来、再建はされていない。

 

 みんなが落葉を掃き集めてさっぱりとしている間に、私は本殿と脇殿に注連縄を張り替え、紙垂(しで)を取り付けておく。御幣も本殿内にお納めした。

 

 注連縄石にも注連縄を張り、のぼりを立てる。これを、朝の7時半から初めて8時過ぎに終わる。

 

 この集落では、「1月12日」には山林での作業を一切行わない林業者の慣習が残っていて、森林組合などではこの日に祈願祭や忘年会、新年会を催すなど、祭の日の名残りが見られたが、近年は、それに近い日曜日に例祭を行っている。

 

 山の神は女神であり、恐ろしいものの代表的存在であったことから、中世以降、口やかましい妻の呼称の一つとして「山の神」が用いられるようになったという話を先輩から聞いた。

 

 戦後の昭和40年代になると、台所改善や電化、プロパンガス化が進んで、山からの木材の調達がいらなくなると、こうした木小屋や木納屋というものも姿を消したし、山林の荒廃も進んでまつたけの産地も消滅した。私たちの「山の神」神事も姿を大きく変えて、今は、掃除をするだけになってしまった。

 

 帰宅後は相も変わらずにデスクワーク。1月分、2月分のカレンダーの記入や予定の策定、

  

 2020年の家計簿整理などをやっていたが、どこかで計算式を間違えているらしくて、収入と支出の数値が合わない・・・。

 

 いろいろと形式を代えて集計し直すのだが、どうにも計算が合わない・・・。ま、計算通りには行かないのが人生だと開き直っておこうか。

 

 今日の掲示板はこれ。「有漏(うろ)路より無漏(むろ)路へ帰る一休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け」という一休禅師の言葉から。「有漏路」とは、迷いと煩悩(ぼんのう)に満ちた現世のこと。「無漏路」とは雑念のない悟りの世界、つまり極楽のことである。歌の意味を解釈すれば、「現世で過ごす時間など、あの世から来てあの世へ帰るまでの一休みの時間でしかない。だったら、雨が降ろうが、風が吹こうが大したことではない」この歌を聞いた師匠から、彼は「一休」という名をもらったと伝えられている。この一休禅師。悟りを開いたのは28歳のときだった。それまで、いくら修行に励んでも、どうしても悟りにたどりつけなかった。ところが・・・、28歳のある晩のこと。1羽のカラスの鳴き声を聞いた瞬間、悟りを開くことができたというのだった。ホンマウソか知らんけど・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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