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Channel: まほろば自然博物館
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冬戯れてホウキの音の懐かしさ

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 29日のさぬき市地方は、高気圧に覆われて晴れていたが、昼過ぎからは気圧の谷や湿った空気の影響で曇ってきた。気温は3.0度から12.0度、湿度は52%から78%、風は1mから2mの南南西の風が少しばかり。明日の30日のさぬき市地方は、冬型の気圧配置となるため、概ね曇り、未明は雨の降る所があるらしい。

 

 収縮期110mmhg、拡張期62mmhg、脈拍78bpm、体温36.5c/酸素濃度98%/体重63.8Kg 室内気温20.9c/室内湿度32%/気圧1025hPa 体調に変化はない。今日の日の出は07:09分、日の入りは17:02分 月齢は24.8の長潮。

 

 「十二月二十八日は火がサドイ、二十九日はクモチでよくないと、節季には日を忌むことが多い。たいていの家では、二十七日か三十日にモチをつく。」という我が家のマニュアルで、我が家は毎年、恒例で三十日にモチを搗く。だから、今日はその餅搗きの準備である。二階の屋根裏部屋の物置に片付けてある餅搗き道具を降ろす日である。

 

 ご案内のように私は足が悪い。それに心臓も悪いから重いものは持てない。そこで、軽い物を二個か三個ずつ運び降ろすから、これだけ降ろすのに30分もかかってしまった。

 

 でも、肝心の餅つき器は重たくて動かせない。そこで、今夜か明日の朝に、奥方に手伝ってもらって降ろすことにした。これだけのものが動かせないというのも情けない話ではある。

 

 で、今度は前日のお仏壇回りの掃除をやることにした。掃除を簡単にやろうと、左に見える緑の機械が強制送風機の「ブロアー」でホコリを吹き飛ばしていたら、焼香用の香炉から灰や抹香が火山のように吹き出して、そのあたりが灰まみれ・抹香まみれになってしまったのだ。それを今日はきれいにお掃除しなくてはいけないのだ。ま、自業自得なんだけれど。

 

 で、灰やホコリがお仏壇に飛び込まないようにと、お扉を閉めてしまっての作業になった。そのあたり一面に灰や抹香が飛び散っているので、経本や聖典やお線香やお盆やらを片付けてしまっての大掃除になった。

 

 前卓(まえじょく)という机の上にあった花瓶や香炉・燭台なんぞも移動させての灰の掃除になった。経机の上も全て片付けての大仕事になった。

 

 で、さっぱりとしたお仏壇回りになった。

 

 その後、仏花や経典などもホコリを払って元に戻した。仏花に松をお供えするのは大晦日の奥方のお仕事である。

 

 これで、私の仏間のお仕事は一応のおしまいになる。あとは大晦日に最後の「お荘厳(しょうごん)」をするばかり。

 

 聖典、経典も雑然と盛り上がっていた物をホコリを払って片付けた。

 

 で、今日はてばやく食べられるようにラーメンになった。カニカマばかりのラーメンである。

 

 迎春準備確認表もここまで進んできた。いよいよ、明日はお餅つきである。別にお正月が嬉しいわけではないし、お正月が待ち遠しいわけでもない。ただ、粛々と、毎年の行事をこなしているだけである。

 

 今日の掲示板はこれ。「この一年 悔いなしと散る 落ち葉かな」というもの。よく見かける言葉だが、誰の言葉化はわからなかった。一茶の句かなぁとも思ったのだがわからない。花には花の役割があり、葉っぱには葉っぱの役目がある。冬が近くなると、広葉樹などは広い葉っぱでは水分を発散させるので木が弱るために葉っぱを切り落とす。また、光合成能力の落ちてきた葉っぱでも植物は弱る。そこで葉っぱを捨ててしまう。紅葉はその前段階で変色するものらしい・・・。紅葉も落葉もお仕事を終えた葉っぱを切り離すことでおきる自然現象。これを悲しいと見るか、寂しいと見るかは人間様のこころのありようだけ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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