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寒桜カメラマンの手に念珠あり

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 23日のさぬき市地方は、気圧の谷や寒気の影響で曇っていたが、夜は高気圧に覆われて晴れる見込み。気温は0.0度から7.5度、湿度は70%から48%、風は2mから4mの西の風が少しばかり。乾燥注意報が発令中。明日の24日のさぬき市は、高気圧に覆われて概ね晴れるらしい。

 

 収縮期106mmhg、拡張期63mmhg、脈拍78bpm、体温36.6c/酸素濃度98%/体重65.6Kg 室内気温19.1c/室内湿度31%/気圧1030hPa 体調に変化はない。今日の日の出は06:41分、日の入りは17:54分 月齢は21.9の小潮。

 

 朝方は、旅行記につける御礼の文章を書いていた。これは下書きで、本文は手描きになる。いつもとは真逆になる。どうにも文章はキーボードでないとうまく文章になってくれない。これができたら、これを参考にして手書きで原稿用紙に清書する。

 

 小豆島のお土産を弟んちへ届ける・・・というので、奥方の運転手役で丸亀市綾歌町まで出掛けてきた。我が家からだと一時間少々。で、そのついでにお昼はおうどんにしようと、あれこれと考えたけれど、こういうお店ならば安パイ「(安全パイ)=いわゆる「当たり障りがなく無難」「手堅く確実」「安全策」といった意味合いとして使われることが多いスラング。 【安パイ】の読み方は「アンパイ」。」だろうと、国道脇にある「香川屋本店」に行ってみた。

 

 それが・・、安全パイではなくして行列になっている。ああ、今日は祝日のお休みの日なのか。だから、お客さんが多いというわけなのか・・。

 

 私と弟は難なくおうどんを注文したのだけれど、トイレに行った奥方は「玉切れ(うどん玉がなくなった)」で釜からゆであがるのを待たされてしまった。だから、後は長蛇の列になってしまった。「そうか、今日は休日だったのか・・・」。

 

 私はこの時期限定の「しっぽくうどん」(小:一玉で500円)。これという過不足もなく、おいしいとかまずいとかの感想もなしに食べて終わったのに、まだ奥方は列に並んでいた。

 

 その後、弟の案内で、綾歌町にある有名な古墳、「快天山古墳」を歩いてみることになった。私が若い頃、「ふるさと散歩シリーズ」ということで、各地を歩いたとき、どうしても見つけられなかった古墳である。それが近年、文化庁だかの調査が入り、大がかりな発掘調査が行われているとのことだった。

 

 手前が前方後円墳の「方墳」部分で、弟の指さしている方向に「円墳」がある。私が調べたときには、このあたりはうっそうとした雑木や雑草の茂る単なる山だった。まさか、この山全体が古墳だったとは・・・。

 

 ここが円墳の最頂部。ブルーシートのあるあたりが発掘現場。ここにあるお墓だが・・・。

 

 「権大僧都法印快天霊位」とある。この東にある「住吉神社」にあったお寺の僧侶だった「快天」さんという人のお墓で、このお墓があることから、「快天山古墳」と名付けられている。香川県ではさぬき市の「茶臼山古墳」に継ぐ第二位、四国地方でも第三位の規模で、四世紀半ば(古墳時代前期後半)ごろの築造とされている。

 

 その帰りのついでに、同じ綾歌町栗熊西にある「福成寺」にも寄ってみた。今年は暖冬だとかで、ここにある「讃岐寒桜」はもう最終盤。「寒の桜は強いのぉ~。染井吉野は一週間から十日で散るけんのぉ~」と、カメラマンが私らに話しかけて通り過ぎた。そっかぁ・・、もう、終わりなのか、道理で人が少ない筈だ。

 

 それでもスマホ片手の娘さんたちが数名、そぞろ歩きを楽しんでいた。手前側が「椿寒桜」だろうか、ようやくに蕾がふくらんできたように見えた。別のおじさんが「一ヶ月も咲いたら、散り出したのぉ~」と、独り言を言いながら歩いて行った。一ヶ月前いうたら、1月の23日やないかい・・。そんなに早くから咲いておったんかいな・・・。

 

 讃岐寒桜は終わってしまったけれど、探せば、いくらかの花びらは見つけることが出来た。

 

 今日の掲示板はこれ。「よく自分に問うてください。一度きりの人生をどのようにいきていくのかを・・・・」というもので、今日、お邪魔した「福成寺」さんの入り口にあったもの。「よく自分に問うてください。一度きりの人生を、どのように生きるかを。善人になるより、悪人と気づくことのほうが難しい。」というのが元の言葉らしい。山本有三さんの言葉に「たった一人しかない自分を たった一度しかない一生を ほんとうに生かさなかったら 人間に生まれてきた甲斐がないじゃないか」とある。私たちは一度きりの人生をどう生きるかを、よく自分に問うてみなければならない。人生は何が起こるかわからないもの。時にまさかということも起こってくる。いつ人生が終わるかもわからないのだから、まさに、いまが大事なのであると思うばかりの昨今である。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。 


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