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Channel: まほろば自然博物館
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空を行く きざはし遠く 稲の花

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 研修三日目。とにかく、みんなの睡眠を邪魔してはいけないということで、朝は、6時半まではじっと寝ておく。この時期、朝、早くに散歩をする理由もないわけだし・・・。

 

 七時からのお堂の清掃作業までには起きて、寝具を片付けて、洗面とかを済ませて・・。

 

 両堂(阿弥陀堂・御影堂)の畳のから拭き作業・・・。ま、朝の運動・朝の体操みたいなものか・・・。これでもけっこうな運動量になる。これが、7時から7時半くらいなもの。

 

 すぐさま着替えて、「ごじんじょう:おあさじ」、朝のお勤めが8時から。阿弥陀堂で「讃佛偈」の読経、その後、御影堂で「お正信偈」のお勤め。これが終わるとようやくに朝食。

 

 食事の前の「かんわ」・・・。この「かんわ」という字を、誰に聞いても「わからん・・」という。でも、みんな、「かんわ」をやっている。意味も理由も訳もわからずに・・「かんわ」をやっているという不思議さ・・。「簡話」なのか「感話」なのか「勧話」なのか・・・と、担当者に聞いたら、「どれも違う」という・・。

 

 これが次回の宿題なのだという。どなたか、ご存じの方は教えてくださいましまし。

 

 これが、私どもの「華園学院」。ここで、私どもはお勉強する。

 

 これが講義の合間のワンショット。本当はここにはカメラもパソコンも携帯電話も持ち込み禁止。制服というか、服装は「白衣(はくえ):道服(どうふく):略袈裟(りゃくげさ)」が鉄則。それに足袋と雪駄、お念珠、聖典も必須。

 

 お昼はいつものお弁当。三日目になると・・・。でも、「一粒一滴、みなご恩・・・」お坊さんは労働をして食べ物を作らないのだから、何もかもがいただきもの。感謝して頂くほかない。

 

 みんな、神妙な顔つきで食前の言葉・・・。

 

 なんだかんだで、午後三時過ぎには講義も終わって、みんな、三々五々と帰途に就く。

 

 私はJR京都駅前から、JR高速バスで讃岐に向かう。16時50分に出て、約3時間の旅。淡路島経由で高速大内で下車。

 

 これで、今年のお寺関係の研修もおしまい。来年二月までは復習と予習とその他のお勉強。研鑽・研鑽・また研鑽。

 

 今日の掲示板はこれ。「終わりと初めは遠くて近い 失敗したら出直すだけさ」というもの。とにかく、準備万端で臨んだ法話だったけれど、木っ端みじんのケチョンケチョン・・。「話の構成ができていない」「話の落としどころがわかっていない」「そんな話では通用しない」「人が迷って、なぜ、悪いんですか。私達は迷ったままで救われるんじゃないですか」、「あなたのような話を、みんなが聞いて納得すると思いますか」・・・。さんざんな講評。出直すだけの元気を取り戻すにはしばらくかかりそう。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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