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Channel: まほろば自然博物館
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一杯の 水に救われて 夏の雲

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 気持ちよく寝ている最中に、いきなり「行くんでしょ!島に・・」というけいこばぁの声で起こされた。時計を見ればまだ午前四時・・・。眠り足りないのだが起きて行くしかない・・・。

 

 途中で24時間営業のスーパーで食材を買って・・・朝一番の丸亀港発6時15分のフェリー「しわく丸」に乗った。まだ・・・夢心地の私だった・・・。

 

 朝の7時前にはしわく広島の我が家に着いた。折しもこの江の浦集落ではお盆のための墓地の草刈りやら掃除をやっていたが、我が家のお墓はここにないもので・・・みたいなことでパスして我が家に入った。島では「出ごと:出事」という。それをすり抜けて我が家に到着すれば・・・こんな具合で草まみれの我が家だ・・・。

 

 ここだって、二ヶ月前にはきれいに草を刈り払ってから帰ったのだけれど、戻ってみれば草まみれ・・・。お盆には来客があるのかどうかわからんけれど、島の人たちの手前、荒れ放題の我が家ではみっともないので草刈りにやって来たというわけだ。

 

 で、400平米の敷地をおよそ2時間掛けての草刈り・・・。途中でずいぶんと休んだけれど・・・。ま、今日は風もあったし、湿度が低いものだからそうも苦にはならんかった・・・。

 

 で、こんなにさっぱりとした。これでお盆のお客さんがあっても大丈夫。あの梅雨どきの私はぐうたらばかりで、目が回る、頭がかすむ・・・なんだのと思い悩んで頭部CTとかMRIとかメガネまで新調したのだけれど、そういうことは全くの杞憂・・・。今はこんなに元気に草刈りをやっても平気のへっちゃら・・・。おかしいね。

 

 草刈りを終えてシャワーを浴びようとするとお湯が沸かない。湯沸かし器が古くなって動作しなくなったんだろうか。それだし冷蔵庫にビールもないし、お米もない・・・。ということで、仕方がないので丸亀まで出ることにした。こういう場合に島は不便だ。

 

 で、今日のお昼はここになった。丸亀市福島町の「手打ちうどん太助」。少し前に「鶴?の家族に乾杯」だかの番組に出たお店。ここで、朝昼兼用のおうどんになった。

 

 で、おでんと瓶ビールを飲んでから・・・「生醤油うどん」を食べた。暑いときにはこうしたおうどんがおいしいと感じる。

 

 ここは一般店だから、まぁ、なじみ客も多いのだろうけれど、ほとんどの客がおでんをチョイスして麺をゆがく時間待ちをしている。男性客は勝手に冷蔵庫から缶ビールやら瓶ビールを取り出して飲んでいる。こういうお店は東讃岐にはないものだから・・・「へぇぇ・・・」と見ているばかり。うどん屋の文化にもそれぞれの味があるんだなぁと思った。

 

 で、13時半のフェリーに乗って島に戻った。缶ビールとか食材の補強も含めて・・・。

 

 新造船「しわく丸」の煙突とその上を流れる雲・・・。いよいよ本格的な夏になったんだなぁと感じた一瞬。

 

 戻ってからはお風呂の修理をしてからお風呂に入り、昼寝をしたらば夕方になった。このまま寝てしまってもいいかなぁと思うような夕方である。

 

 草刈りを終えて冷蔵庫を開いても・・・何もない。麦茶もお茶も何もない・・・。久々に来た島の家では不自由ばかり・・・。いっぱいのお茶もないというのでは情けない。そこで、コップにお水を入れて氷を入れて、お塩とお酢を垂らして飲んだら・・・・これがまさに「仏の涙」かと思うような味だった・・・。続け様に4杯も飲んだ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

 


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