さぬき市地方は南海上を北東に進む低気圧の影響で、東部を中心に雨やみぞれや雪が降っていた。気温は3度から4度、湿度は94%から76%。風は2mから3mの北北西の風が少し。明日の9日は、冬型の気圧配置となるため、雲が広がりやすい見込みらしい。
昨夜からか、今朝方からか雪が降ったようであたりは白い。朝方はうっすらとだったが、どんどんと降り続いてお昼前には5センチほどになった。昨年の2月18日の母の葬儀の時よりももっと積もった感じ。
迷犬ごんの散歩に行ってきたが、さすがに今日は誰も通らないし、お隣の不動尊へのお参りにも来ていなかった。車も時たま通る程度で静かなもの。県道は融雪剤を散布する車だの除雪用の車が走る程度で、一般の車は見掛けない。だから気持ちが悪いくらいに静かすぎる。
ということで、今日もパソコン三昧くらいしかすることがない。「島案内人用ガイドブック」の修正追加作業をやったり、レキ墓講演会のポスターに、「瀬戸内海国立公園80周年」のマークを張り込んだりの些細なお仕事。相変わらず・・眼が乾く。
今日はけいこばぁのピアノの先生のコンサートに行く筈だったのだが、とにかく我が家から出られない。出られないこともないのだろうが、県道までの数百メートルは新雪のままだから、怖くて車を運転できそうもない。無理して側溝に落ちてもみじめだし、川の中に落ち込むと冷たいだろうし・・。
お仕事に行かなければ・・・というのであれば、少し無理してでも車を出すのだが、ここ数年、雪道を走ったことがないので、ずいぶんと臆病になってしまう。こんな日は自宅でのんびりとしておくほうが得策とばかりに・・・。
テレビやラジオのニュースでは、お年寄りが転んだとか滑ったとか骨折したとか、車がぶつかったとかのお話が多くなっている。そんなニュースの元ネタになってもつまらんし・・ということで。
で、今日は「木村食堂」での「お手製肉うどん小」におでんをアテにしての「雪見酒」。けいこばぁは、「ああ、贅沢・ぜいたく・・」と云いながら昼ビール・・・。この頃になると、屋根から雪が滑り落ちてきて・・「ドーン」「ドーン」という音が連続して・・・。雪が溶け出してきているらしい・・。
だから、夕方になると、木の枝に積もっていた雪も消えてきた。
ま、「冬来たりなば春遠からじ・・」という言葉もあって、二月中旬が一番、寒い時期だなぁというのは子供の頃からの感覚で分かる。もう少しの辛抱だ。ただ・・三月のお彼岸を過ぎるまでは寒い日もあるので要注意。
今も屋根から、「ドーン」「ドーン」と雪が落ちてきて、ベランダに雪のかたまりができている。ま、数日もすれば溶けて流れて、はい、おしまい。
おさるさんも高見の見物としゃれ込んでいる。帰る方向がわからんようになったんじゃろうか。
今日の掲示板はこれ。「災難が来ぬように祈るのが信心ではない どんな災難が来ても引き受けてゆける力を得るのが信心です。」というもの。誰しも災難に会いたくない。災難に会いたくないから宗教を信じている人も多いであろう。よく宗教とは「除災招福」といわれるように、災いを除き福を招く ものだと思っている人も多い。しかしのかかし、本来、仏教は除災招福を説かない。災難がこないように祈る宗教ではない。『仏説無量寿経』に「身自ら之(これ)を当 (う)くるに、代者あることなし」とあるように、与えられたものは引き受けるしかない。誰も代わってくれる者なしである。仏教で説く救いとは、苦しみがな くなることではない。苦しみを乗り越えていくことである。今まで苦と思っていたことが苦でなくなっていくことを意味する。また苦しみの現実が変わることではなくて、 苦しみの現実を引き受け、苦を乗り越えて力強く生きる身となることである。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。