さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。晴れてはいたが、薄い雲が掛かっていたところもあったようだった。気温は2度から13度と高め。湿度は84%から47%。風は0mから2mの南西の風が少し。すっかりと春になったような一日だった。明日の26日は、気圧の谷の接近で雲が広がり、夜遅くには雨が降る見込みらしい。
さて、今日は高松市西部、亀水(たるみ)町にある「瀬戸内海歴史民俗資料館」に行ってきた。行ってきた・・・と云うても見学ではないし、研究や調査でもない。
例の・・・「英国士官レキ研究会」の会長さんと事務局長さんらと大事なお仕事のためにやってきたもの。
これが有名な、「セント・ジョン艦長から送られた感謝状」とされるもの。この原本が、ここ、「れきみん=歴史民俗資料館」に保管されている。この三月に行われる「イギリス士官レキ研究報告会」において、このレプリカを展示するために、その写真撮影のためにやってきたというわけだ。
このレプリカを作るために、専門の業者さん「四国工業写真」という会社にお願いしたが、これらの機械の使用料が約7万円、複製の撮影・制作費などで十数万円にもなるのだと・・・。そういう、特殊な撮影。上の感謝状のトップの部分に、浮き彫りプレスされた「大英帝国海軍」の紋章が少し見えるが、これをいかに本物らしく写し出せるか・・・という技術をお願いしてある。
私は、この感謝状は、ノートか手帳のページを引き裂いて、殴り書きしたかのように思っていたが、実は正式な「国王陛下の海軍専用の用紙」で、段ボールのようにやや厚めの用紙であることも知った。さらに、この感謝状は、縦に二つ折りされて(上図画像の左面で左右に二つ折り)、さらに上下に三等分に折られて贈られていることも知った。だから、感謝状に折り目がある。
この封筒は、昭和の時代に、当時の広島村役場にいた「山崎某氏」が保管していたときのもの。
三人は、写真撮影が終わると早々に「れきみん」を後にした。
この「通称=れきみん」は「五色台」と呼ばれる山の上にあるために、今も道路脇には残雪が幾らも残っている。
奥方のけいこばぁからは、「当分の間は、おうどん禁止よ」という、「おうどん禁止令」なるものが出された。「体重の増加」やら「心臓の動きが弱い」とかの対処策らしい・・。そうは云っても、まるきり何も食べない訳にもいかない。そこで、今日は高松市浅野町にある「にしばた製麺」と云うセルフのお店に寄った。
セルフのお店と云っても、こういうメニューの場合には、一人用の手鍋で具材を温めることもあって、ここでは一般店みたいに、できあがったおうどんに、さらにネギや天かす、おろしショウガなどのトッピングまで載せて、席まで運んできてくれる。それで、小の一玉で370円だった。ここは麺が太麺なんだが、全く、気にならずに食べて終わってしまっていた。
ここもまた、知る人ぞ知る・・・お店なのである。
午後からは、いつものように集落内の散歩。約一時間のぶらぶら散歩。そして、夕方の「迷犬ごんの散歩」をこなして・・・おふろ、夕食の準備やらなにやら・・。火曜日は奥方がお泊まり勤務のために「独居老人」というか、「独身貴族」と云うか、「悠々自適のわがまま仙人」と云うか・・・。
我が家の近くでは、今日も「光ケーブル化」工事が行われていた。すぐ上流にある「香川県営大川ダム」自動化のための「光ケーブル化工事」らしい。そういう設備も自動化されてしまうものらしい・・・。
今日の掲示板はこれ。「大事なものが手に入らないのは 要らないものをもちすぎているからです」と云うもの。これは「中野良俊」さんの言葉らしい。服は捨てなければたまってしまうと分かりつつも、もったいなくて捨てられないのが実状である。さまざまな執着心をふり捨てて、「もちすぎている要らないもの」を、この春すっきり捨てたいものである。生活用品には「捨てるもの捨てないもの、要るもの要らないもの」が判断できるのだが、自分自身の生き方に於いて、人間として生きる上で「捨てるもの捨てないもの、要るもの要らないもの」とは一体なんだろうか。その事を教えてくださるのが仏教でありましょう。「私の人生でしがみついている要らないものは何だろうか、本当に大事なものに出会ってきたのかな」と、捨てられないものと向き合いながら、断捨離をしてみるのも、面白いものがあるかもしれない。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。