さぬき市地方は夕方まで強風や高波に、17日まで空気の乾燥による火の取り扱いに、17日朝は霜に対する農作物の管理に注意するようにという予報が出ている。天候は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は3度から18度。初夏のような気温になった。湿度は58%から47%と乾燥気味。風は1mから5mの西南西の風が強い一日だった。裏庭の植木が折れて倒れたほどの突風が・・・。明日の17日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。
今朝は暖かい朝になって、迷犬ごんの散歩も気分よくできた。朝方の風は少しばかり冷たいかなぁと思ったけれど、周囲の空気が暖かくなってきている。
さて、今日は瀬戸内海一帯が国立公園に指定された日で、今年はその80周年に当たると云うことで、屋島山上あたりでは記念のウォーキングも行われたらしい・・・。
ということで、研究報告会のタイトルバックもそれを記念するものに置き換えてみた。
今日は天気も良いので集落内一周の1時間コースの散歩をしてみた。しかし、日曜日でも誰にも出会わない。県道に出ると自動車の数やバイクの数が多くなったが、人と会話することはなかった。
今日は久々に町内(さぬき市大川町富田中)にある「杉本うどん」というプチセルフのお店に寄った。ここにもずぶんとご無沙汰をしている。
で、時にはあっさりと・・・ということで、わかめうどんの小をいただいた。280円だった。いつの頃からか、麺の太さが細くなってマイルドになってきたかなぁと感じた。
午後からも報告会の資料の手直しをやっていたが、午後の15時から集落の「地神さん」の掃除当番だというので出かけてきた。春と秋の二回ずつ、この「地神さん」と「山の神さん」の二カ所のおまつりがあって、あさっての12日がその例祭だと云う。その前の掃除当番。
地神さんというのはこうした「地神塔」を建てて、「社日」という日には祭礼を行った。社日は、春・秋の彼岸に一番近い「戌」の日。この日は、農耕を休み「地神さん」の周りで祭礼を行う。この日に農作業をすると地神さんの頭に鍬を打ち込むことになるといわれ、忙しくなる時期ではあるが、総ての農家が農作業を休んだ。
「地神さん」の周りには、こうしたのぼりを立て、注連縄を張り、沢山の供物が供えられた。
おまつりが済むと、その供え物は子供達に分け与えられた。だから、子供たちは「地神さん」の周りに集まって、お下がりを頂くのが楽しみであった。
だが、近年はこどもはおろか若者の姿もない。肝心のおとなも特老の施設に入ったり入院したりでいなくなって、今日は二人で掃除をすることになった。このままでは、こういう例祭もできなくなるなぁと話したことだった。
野の草花たちは力強く生き抜いて子孫を残し続けているのに、私たちはその自然の流れについていけていないなぁと思ったことだった。
今日の掲示板はこれ。「人生はやりなおしはできないが 出直しはいまからでもできます」というもの。荒了寛さんの言葉だと思われる。私も65年間生きてきて、もう一度人生をやり直したいと思うことは多々あったし、反省も後悔も何度も何度も繰り返してきたが、時計の針を戻すことはできないし、カレンダーを書き換えることもできなかった。人は失敗して、落ち込んだり、ときには心に傷を負うこともあるけれど、過去を後悔しても仕方ないこと。だから、ほんの少しだけ勇気を持って、気分を変えて、出直すことしかできないのだと思った。人生とは、やり直すことはできないけれど、出直すことは何度でもできるし、これから、今からでもできるものだと思っている。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。