さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がっていて、夜遅くには雨が降る予報。気温は10度から20度、湿度は78%から46%。風は1mから2mの北北東の風。今日は暖房は全くいらなかった。明日の26日は、西日本を通過する前線の影響で夕方にかけて雨が降り、昼過ぎから夜のはじめ頃にかけては雷を伴う所がある見込みとか。
我が家の庭のハクモクレンも一斉に花を開き始めた。いよいよ春本番みたいだけれど・・・。
と云うことで、今日は少し足を伸ばしての散歩になった。同じ町内なんだけれど、北に向かって進んで町境の山に登ってきた。
さぬき市大川町富田東という所に、真言宗の西教寺というお寺がある。そこまでがおよそ4キロ、その途中にこんなものがある。
西教寺より下方左側には、西教寺六面石憧(せきどう)が有る。『県指定有形文化財:昭和51年6月29日指定・二基』で、石憧は笠(屋根)や憧身(屋根から下の部位)が六面或いは八面をした石造物で、供養や経塚の標識として造立されている。西教寺六面石憧は、南北朝時代の代表作で、凝灰岩が用いられている。石憧は東西に二基並んでいて、『讃岐名勝図絵』には、この付近に西教寺山門が有った事が記述されている。東塔=憧身は高さ約1.4m幅約42cm一面の幅は約28cmで正六角形で、一面に「永和2年3月24日(1376年)と刻まれている。
近くの民家にはミモザの花が咲き誇っている。さすがに、このあたりまで来ると休みながらの散歩になる。
こういう登山道をおっちらおっちらと登って行く。今日は暑いくらいになってきて汗が流れ始める。だから、木陰で一休み・二休みしながら登って行く。
西教寺から800m位登った火山の中腹に「穴薬師」(梅が谷)がある。堂内には高さ約90cm薄肉彫りの磨崖仏厄除薬師如来像が岩崖内の壁面に刻まれている。薬師如来像の右側には、高さ約1mの十二神将一体が厚肉彫りで刻まれ、その他に浮き彫り線刻等の手法による小像や丸彫りの像が安置されている。
堂外の岩壁には、頭部の長さ約70cm、胸部までを肉厚彫りにした半身の巨大な薬師如来像磨崖仏がある。『西教寺の磨崖仏 「彫刻」大川町指定文化財(現さぬき市)(昭和43年5月1日指定)』伝空海作。 更に、この像の上方約50mの所に、線刻の近い薄肉彫りによる高さ90cmとその両脇に高さ約50cmの不動明王の像がある
さらに150mほど進むと、こんな水たまりがある。これを「鬢盥:びんたらい」と云う。その昔、土佐の長宗我部軍が雨滝城を攻めた時、戦い終わった兵士たちがここで髪を洗ったという伝説が残っている。山の頂上に、こんな水たまりがあるのも不思議なことだ。
そこから降りてユーターン。今度はみろく自然公園に向かうのだが、その途中で昼食。
今日はさぬき市大川町富田中にある「杉本うどん」に寄ってみた。おなじみのプチセルフのお店だ。
で、今日は「かけうどん小180円+揚げ100円で280円。それだけ歩くと(約7Km)、さすがにおいしいと思った。ここからまた、3Kmほど歩いて我が家に戻った。少しは体重が減っただろうと思うのだけれど・・。
今日の掲示板はこれ。。「生きることに満足せずして何に満足するのか」というもの。人間の根本的なことは「生きる」ということ。それには「食べる」ということが必要になり、「生き抜く」という力が求められ、そこから更に「学習」だの「経済」だの「文化」だの」「宗教」だのが求められる。この地上にあるすべての生き物は、「生きる」と言うことに「満足しなくては」次のステップが踏み出せない。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。