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Channel: まほろば自然博物館
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野に里に 黄色の春が 目を覚ます

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は5度から18度、湿度は71%から42%。風は2mから3mの南風が少し。明日の25日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、昼前からは雨の降る所がある見込みらしい。

 

 朝の犬の散歩でもすっかりと春の光の中で気持ち良く歩くことができた。もう、すっかりと春になったなぁと思った。朝方は5度と少しばかり気温は低かったが、空気が暖かく感じたし、太陽の光が全く違ってきたなぁと実感した。

 

 で、今日は月に一度の予約診察日。ま、一応、薬を処方してもうために行くようなもので、どこがどうだから行くというようなものではない。本当はしばらく休んでもいいようなものだが、もし、何かあったときにドクターに叱られそうな気がするし・・・。

 

 今日は血液検査と胸部X線検査が予定されていた。先月に肺に水が貯まっている・・というので、今月も肺の検査だったが、どうもないと云うので一安心。最近、妙な咳やタンが出るもので、「肺結核かなぁ・・」と思っていたのだけれど。しかしのかかし、肺に水が貯まるって、それって大変なことだと思うのだけれど。

 

 でもまぁ、何度も経験してるのだけれど、レントゲン写真で肺の状態を見ると、肺の半分から下が白くなっていたりする。これが「水が貯まっている」というのらしい。これが肺全体に広がると「心不全」になって危なくなる。そういうのは何度か経験したが、でも、肺に異物が入ったりすると死亡するとよく聞く話なんだけれど・・・。食べ物が喉に詰まっただけでも大騒ぎになるのに・・・。

 

 ものはついでだからと、東かがわ市の白鳥(しろとり)という地区の「湊川(みなとがわ」という川の堤防に「河津桜」が80本近く植えてあるのを見てきた。これが満開状態を少し過ぎたところ。もう、先の方は緑の葉っぱが出始めている。それに花びらの先が弱ってきている。

 

 今日は十数人の人が携帯電話をかざしたり、カメラを向けたり、車の中でお食事をしている人たちもいたし・・・。あさってあたりの雨で散るのかも知れない・・・。

 

 さて、これからどこへ行こうか・・と考えながら走ったのだが、とりたてて行きたい所もないし、見たい場所もない。そこで目に着いたここに入った。さぬき市津田という町にある「道の駅・津田の松原」。その構内にある「松原うどん」というプチセルフのお店。

 

 で、ここのお勧めだという「肉うどん小」をお願いした。400円。ま、一般店のようにおいしくはないが、早くて安くてうまい・・・という、おうどんである。肉もたっぷりと入っていて、そう、硬くはない。

 

 その後、我が家の上流にある県営大川ダムに寄ってみた。ここには桜の木がたくさん植えてあって、昔は「花見の宴」で流行ったところ。一時はカラオケに発電機でバーベキューを食べながらということでにぎやかにやったものだが、最近はそういうものは姿を消した。

 

 ようやく先端が色づいてきて開花の準備が始まっている。この週末が楽しみだ。しかしのかかし、「サクラ」「さくら」と、桜の開花が話題になるけれど、「桃の花」とか「梅の花」などは少しも話題にならないし、「桃の開花宣言」なんてものは相手にもされないのはなんでだろ。サクラばかりがもてはやされて、花が散るだけでも話題になったりする。

 

 午後からは集落内の1時間コースの散歩をしながら地元の春を探してきた。さすがに今日は汗が流れた・・・。もう、初夏のような気温になった。

 

 田んぼの畦にはたんぽぽが花を咲かせているし、雑草も緑の葉っぱを出してきた。

 

 農家の畑ではキンセンカが花を咲かせている。自然たちはいつも真剣で真面目だ。時期がきたら律儀に花を咲かせ、実を付けて子孫を残して命をつないでゆく。

 

 今日の掲示板はこれ。「今日というのは残りの人生の最初の日」というもの。英語では Today is the first day of the rest of your life. と云うらしい。映画「アメリカン・ビューティー」でも使われた言葉で、米国の薬物中毒患者救済機関の設立者、チャールズ・ディードリッヒの言葉である。

 人は常に死に向かって生きていて、人生の残りは減っていく一方で増えることは決してない。それでも、その残りいくばくか、自分自身には知る術のない残りの時間だったとしても、今日という日がそのスタートなのだ。どれくらい生きられるかわからないと嘆くよりも、今日からすべてが新しく始まるんだと思って生きて行く言葉だ。

 辛いことがあったとき、苦しいことがあったとき、もう、そこですべてが終わってしまったような気持ちで落ち込んでしまう人が多いのも事実。気持ちの切り替えなんてそう簡単にできるものではない。しかしのかかし、今日は昨日とは違う一日で、最初の一日であるということが頭にあるだけで、気持ちを明るく持っていられる気がするものだ。いつまでもくよくよしてはいられない。残りを精一杯、できれば楽しく過ごしたいと、この言葉は気付かせてくれるのではないだろうか。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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