さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れている。気温は10.9度から26.8度、湿度は86%から55%。風は3mから9mの南東の風が強いが心地よい風だった。すっかりと夏!という気候になった。明日の12日は、前線や湿った空気の影響で雲が広がり、夕方から雨が降り、夜には雷を伴う所がある見込みなんだとか。
今日はさぬき市の「おへんろつかさの会総会」の日・・・ということで出掛けていた。「おへんろつかさの会」というのは、さぬき市において、四国遍路の文化や知識を伝え、さぬき市を観光的歴史的側面から全国に発信する活動をしている。主には、上り3ケ寺(86番志度寺・87番長尾寺・88番大窪寺)の案内や春と秋に遍路道を歩くまち歩きイベントを開催している。
さぬき市前山地区にある「おへんろ交流サロン」=前山地区活性化センターに隣接する「前山公民館」で、その総会は行われた。
おへんろつかさの会員はおよそ120名余らしいが、今日は40名余りが参加していたように思う。農繁期でもあって、お天気がいいとなかなかに皆さんも忙しいし、急遽、この総会の日程が一週間前倒しに変更されたことも関係するらしい。
総会だから、活動報告・会計報告・新年度の活動方針・予算案審議なんぞがあるが、この会はそんなに堅苦しい会ではないので、どんどんと議事進行。役員改選もすんなりと了承されて総会は終了。
その後、愛媛大学の「胡光(えびすひかる)准教授」の「四国霊場開創1200年と世界遺産への道」という講演があった。さすが、大学の准教授だけあって、パワーポイントの使い方、時間配分がうまい・・・。それに、「四国霊場開創1200年」の根拠の説明もまた納得させるようなお話だったし、「四国の遍路道や四国霊場」を世界遺産に登録させる目的・根拠・活動なんぞの詳しいお話にもなっとくした。
国内の他の遺産とは違う独自性を発揮して、日本代表入りする「暫定リスト入り」を目指す方向性とかその意義とか意味とか・・・。
講演会が終われば会場を片づけて、今度は懇親会場に設営替え。こういうのも、みんな自分らでやらないといけない。ま、お金を持っていないってことだ。こういうご時世だから、ノンアルコールビールが1本ずつとあとはペットボトルのお茶での懇親会。私は早々に退出した。
ま、役員さんとか先生たちはお遍路談義に余念がないが、新入生が出しゃばる訳にもいかないので早々に失礼させていただいた。
この、さぬき市前山地区にあるのが、県営前山ダムで、前山公民館からすぐに見える位置にある。
前山ダムから少し下って、新しい農免道路を東進してしばらく走れば、さぬき市寒川町(さんがわまち)に入る。その少し山手に入ったところにあるのが、県営門入(もんにゅう)ダム。私がこどもの頃には「もんにょダム」という小型のダムがあったが、近年になって、こんな近代的なダムに変貌した。
そろそろとつつじのお花もおしまいになる頃だろうか。
今日の掲示板はこれ。「与えられた場所に生きる意味を見つけない人は どこにいっても満足はない」というもの。「やりたい仕事が見つからない」とか、「こんな仕事をやるためにこの会社に入ったんじゃない」とか、そういう声をよく聞くのだが、目の前にあるものをまずはきちんとやるべきで、「生きる意味」とか、「仕事の意味」とかは人に教えてもらうものではなく、自分で見つけるしかないのである。自分の置かれている環境に対して文句ばっかり言っていたって、何も解決はしないし、自分の人格を下げるばかり。だから、今自分にやれることをやる。自分で居場所を作って、自分で生きる意味を見つけるしかない。シンプルだけど、生きてくってそういうことの繰り返しなのだと思うばかりである。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。