さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、西部を中心に雨が降っている。夕方からは雷を伴う所がある見込みなんだとか。迷犬ごんが散歩に行きたくない訳だ。雷さんにはめっぽう弱い。気温は19.6度から22.4度。湿度は76%から96%。風は4mから10mの南東の風が吹いたりやんだり。明日の13日には高気圧に覆われて概ね晴れるらしい。
朝から曇っていて目覚めが悪かった。頭痛はしないが頭の中がぼんやりしている。寝不足のようだが、そんなに遅くまで起きていたのだろうか・・・。
寝不足だからと云って、8時過ぎから寝る訳にもいくまいし、天気が悪いのでは出掛けても楽しくないし、それに午後からは雨になるとの天気予報だったし・・・。
そこで、「お遍路さんの陰と闇」についてのお勉強。今年は「四国霊場開創1200年」ということで、各地でさまざまなイベントが行われて表の「お遍路さん」は明るくて楽しそうだが、ひねくれ者の私は、その裏にある「陰と闇」について調べている。
お四国のあちらこちらにこういうお遍路さんもどきが立っている。で、なにがしかの「喜捨」を待っている。この人たちは巡拝はしない。もっぱら数時間立っていて、やがてにはどこかに消えて行く。最近はスーパーの前などの人数の多い場所を選んでいる。彼らを「職遍:職業遍路」という・・・。巡礼の割に、衣服やクツが汚れていなくてきれいなのが特徴。
私らが小さい頃から、こうした「職業遍路」や「病気遍路」がいた。最近は福祉が充実したからか、さすがに目立たなくなったが、案外と今もいるのだという。今は、リストラ組とか派遣切りとか離婚とかでアテもなくさまよっている人が増えたとか。元々、庶民の旅は「死出の旅」でもあったと云う。だから、死に装束の白衣に杖が「五輪塔婆」で菅笠が墓標になった。
昼からは本降りになった。そこでハタと気が付いた・・・。
そうそう、昨夜、テレビでこの人のことを見ていたのだ。フジTVの「ワンダフル・ライフ」という番組で、天皇陛下の執刀医を務めた人。「今、日本で一番忙しい医師」で、病院の中で寝泊まりしているらしい。今は順天堂医院に勤める「天野篤」副院長先生。年間400例以上の手術を行い、これまでに6500例以上の手術をこなしてきたと云う。
ところが、この先生。医学部に入学するのに三浪し、「偏差値50」。浪人中にはパチンコや麻雀をやっていたという普通の子だった。重い心臓病の父親を救うこともできなかった彼が、「天皇陛下の執刀医」にまでなったその訳は・・・。
「当たり前のことを、全力でやり抜けば、当たり前の結果」になるという持論。だが、その過程には幾度もの失敗や人との軋轢もあったよう。努力の人だなぁと思った。
その番組は21時から21時54分まであって、それから台所を片づけて、パソコンをやって寝たので、少しばかり寝不足になったのかも・・・。
夕方になればあたまもすっきりとしてきたし、やる気も出てきたが、雨の月曜日ではどうしようもない。
そろそろとお風呂の準備をして、夕食の準備をする時間になった。凡人の一日はそうやって終わってしまうもの。
今日の掲示板はこれ。「年をとったら遊ばないのではなく、遊ばないから年をとる」と云うもの。最近、トイレや洗面所などで、「あれ、あのおじさんどこかで見たような・・」と思って近づいたら自分の姿だった・・・というように老化とパワーダウンが目に見えるようになってきた。最近はなんだかんだと引き籠もってばかりいて、パソコンばかりの毎日だからか、熱気とか燃えるとかの出来事がない。それだから、年をどんどんと取ってゆくように思えてならない。
「We don’t stop playing because we grow old; we grow old because we stop playing.」 と云う・・ジョージ・バーナード・ショーの言葉から。アイルランド出身の劇作家、劇評家、音楽評論家、社会主義者、ノーベル文学賞受賞。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。