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原爆忌 極細麺の 味を知る

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 さぬき市地方は気圧の谷や南からの暖かく湿った空気の影響で雲が広がり、雨や雷雨のところがある。気温は24度から30度、湿度は86%から92%。蒸し暑い一日になった。風は3mから1mの南南西の風が少し。明日の7日も、引き続き南からの暖かく湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降る所があるらしい。

 

 今日は所用があって、所属寺院の勝覚寺にお邪魔していた。たまには御用聞きというか、ご挨拶までに。そこで、新しく開店したというおうどん店の話をきいて、今日はそこに行くことにした。ところが、そこは午前11時からの開店というから、どうしようかと考えた。

 

 そこで、東かがわ市小砂(こざれ)にある庄松堂(正真同行墓所)に寄ってみた。「小砂説教所跡」とも言われるところ。少し前までは「正真講本部」などという看板が掛かっていたが、今はもうない。

 

 こちらが、「釋正真(庄松の法名)同行の墓」である。「オラは石の下には居らぬぞ」と庄松さんは言ったが、庄松さんを慕う人々が「報恩感謝」のこころで建てたもの。ここに遺骨が納められているかどうかは、誰も知らないという。140年も経てば、そんなものだ。

 

 そこへ「塩飽史談会」の幹事さんから、「入江先生が亡くなった」という訃報が・・。先生からはいろんなことを教わったが、「折り紙」「切り紙」という言葉が印象に残っている。昔の公文書は用紙を上下に二つ折りにした。これが「折り紙」。「折り紙付き」という言葉はここからだという。一般の書簡や書類は折らずにそのまま使った。これが「切り紙」。惜しい方をなくしたが、ま、仕方がないと言えば仕方がないことだ。

 

 で、これが、そのおうどん屋さん。高松市香川町川東上、マルヨシセンター南側にある「うどん酒房ひなた」というお店。聞けばオープンは昨年末だという。だとすれば、8ヶ月もここの前を通りながら気が付かなかったというわけだ。ま、うどん屋らしくないお店ではある。

 

 一見すれば居酒屋さん。メニューも飲み物も居酒屋さん。その居酒屋さんが昼間はうどんを食べさせる・・・というイメージ。もちろん夜の部でもおうどんは食べられるらしい。讃岐では以前には喫茶店でもうどんが食べられたのだから、居酒屋さんでラーメンを食べる感覚でおうどんを食べるらしい。

 

 で、珍しく「平日ランチ」というのを選んでしまった。今日も大きなミスを犯した訳だ。なんとなく「これ」と選んだのだが、おにぎり付きには困った。ご飯を食べるとおなかが痛くなるのだ。それにおでんが二本。小さなおなかにはこれが実に大きな負担になった。いやいや、お店が悪いんじゃない。私の選択が間違っただけ。参った、参った、マイケル・ジャクソン。

 

 麺は「極細麺」で、2.5mm。普通の麺は約4mmほど。そうめんよりもやや太くて、妙な感覚。これは一気に食べてしまったが、おにぎりが重い・・・。

 

 という、うどん屋らしくないうどん屋さんであった。あ、このランチで500円。奥方が、「明日には必ず連れて行け!」と言うてはる・・・。

 

 その後、高松市御厩町にある専光寺さんを訪問。これまた、ちょっとしたご用。本堂でお茶をいただいた。

 

 東讃教区の教務所長さんは若い修行中からお茶が好きで、おいしいお茶をいつもいただいている。で、しばらく、庄松同行150回忌法要についてのお話になった。明治四年没だから、あと7年で150回忌ということになる。

 

 今日の掲示板はこれ。「どこか何か人の世狂い 原爆忌」というもの。今日はヒロシマの原爆忌。四十何年ぶりかの雨だと聞いた。私も15回ほど、つまり、15年、ヒロシマの「平和祈念式典」には出掛けたもの。いつもいつも暑い熱いヒロシマだった。こんな雨のヒロシマは始めてだ。

 

 それにしても、最近のニュースは異常だと思う。各地で戦闘は続いているし、爆撃も砲撃も行われている。自死や殺人は後を絶たないし、盗撮や詐欺が日常化してきている。どこかで私たち人類は「こころ」を失ってしまったのではないか。どこかで、アクセルとブレーキを踏み間違えたのではないのか。「平和」とは一体、何なのか・・・。そんなことを考えた今日だった。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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