東かがわ市地方は、晴れている所もありぃの、上空の寒気や湿った空気の影響で雲が広がりぃの、雨が降りぃのと忙しい天気だった。気温は23度から29度、湿度は96%から85%。蒸し暑い朝方だった。風は1mから3mの南南東の風が少し。明日の24日も、湿った空気の影響で雲が広がり、雨や雷雨の所がある見込みらしい。
昨夜も蒸し暑い夜で、なかなか寝付けなかった。冷房は25度限定で風量は「強」。でも病室のドアが開けっ放しだから、そんなに効果はないみたい。遅くまでテレビを見ている人、廊下で携帯電話を使う人などがあって、なかなかには寝付けない。それに30分ごとにトイレに行くのだから、余計に眠れない。
私の場合の肺炎というのは「肺炎球菌」や「感染症」などのばい菌やウィルスによるものではなくて、体内や内臓器などの回りに水がたまるものらしい。だから、このように肺の下部が真っ白になってしまう。が、肺に水が溜まっているのではない。これがひどくなると肺を圧迫し、心臓を圧迫して「心不全」に至るのだそうだ。
だから、このような点滴ポンプをつけて、「利尿剤」を流し続ける。すると、効果覿面で、30分ごとにトイレに行って、それをポリ容器に受けて、専用の機械に流し込んで記録を取る。それがナースセンターで一目瞭然になるのだという。それによると、昨日だけで、2,690ml、今日の15時現在で2,484ml。合計でおよそ5.2Lにもなる。おかげで、入院時にあった体重の70Kgは、64.5Kgにまで減った。わずか一日でである。
今日は土曜日ということで、病院は静か。看護師さんも当番さんだけ。患者の元気な方は、今日・明日と「外泊」という名の一時帰宅。私の部屋の方も一人が外泊で一人が退院していって、今夜は一人きりになる。
今日の朝食はこんなもの。ご飯・味噌汁・煮びたし・サラダ・牛乳。これを、あっという間に食べてしまうのだが、後でじわじわと痛みが来る。私にすれば量が多いのだそうだ。でも、お昼前にはおなかが鳴る。朝食は午前八時から。
私のおなかは、米粒を食べると痛み出すらしい。原因はわからない。私の場合は「肺炎」で入院しても食事は「心臓病食」と言うことで塩分控えめのほとんど味のないお料理。でも、これしか食べるものがないから仕方がない。
どっさりと本は持って来たのだが、寝不足のせいか眠たくなってページ数は進まない。眠たくなったら寝て、トイレに行きたくなれば行くだけの生活。まるで動物園のライオンみたいなものだ。
一時期には雷もなったし、大粒の雨も降ったけれど、あっという間に雨はあがったみたい。
お昼はご飯・魚の照焼・野菜の卵とじ・里芋煮・キウイ。これもご飯は残そうかと思ったが、ついつい食べてしまって後で後悔する。お昼は12時から。
午後からはきれいな青空になった。うらやましそうに空を眺めていたら、またもや雲が流れてきて曇った空に戻ってしまった。
当面、30日までは予定は全くないので安心してここに避難していられる。でも、29日には退院させてもらって、31日の日曜日には、さぬき市観光協会の「おへんろつかさの会」のバス研修には参加したいもの。それまでに元気になりたいものである。
今日の掲示板はこれ。「濁れる水の流れつつ済む」という種田山頭火が松山の一草庵で詠んだ句で、諦観も未練も突きぬけた名言として紹介されている。 「流れる水」を象徴して、山頭火は何を表現したのであろうか。その解釈は人それぞれだろう。破壊型人間の山頭火は、裸で世の中を歩き、反社会的な愚行も多かったが、反省し懺悔する心も深かった。そして水は私を清浄にするといって、「淡如水」の書をしたためている。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。