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Channel: まほろば自然博物館
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曼珠沙華 恥ずかしいほどの 赤である

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 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がっていた。気温は16度から25度と過ごしやすい気候になってきた。湿度も70%から47%、風は2mから3mの北北西の風が少し。明日の19日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 さて、ご案内の通り、今日からは「さぬき市内にある山頭火の句碑巡りの旅」を始めようと思った。で、まずは四国霊場88番札所大窪寺の阿弥陀堂前にある句碑からのスタート。

 

 「ここが打ち止めの水があふれている」と刻まれている。このお寺の門前の土産物屋さん「八十八庵(やそばあん)」さんの中庭にも句碑があるというのでお邪魔してみた。

 

 「暮れても宿がないもずがなく」という山頭火の句碑である。こうして、大窪寺から志度寺を過ぎて平賀源内旧宅までの22ヶ所を回って来たが、すぐに見つかるもの、いくら探しても見つからないものなどで、午前中が過ぎた。

 

 ここは「竹屋敷」という宿泊施設兼うどんの食べられるレストランのような建物。日帰りの温泉付き宴会場としても利用されている。ここにも十数基もの句碑があるらしい。個人のお店だから勝手にお邪魔してはいけないのだが、お庭散策・・・という程度に歩いてみたが、幾つかは分かったが、他の方の句碑もあって・・・。あんまり、深入りをしては申し訳ない。

 

 入口付近の萩の庭にも五つほどの句碑があった。

 

 これは閉校になった「多和小学校」の校門だが、その脇のサツキの木に隠れるようにしてあるのが山頭火の句碑。こういうものを探してゆくわけだ。

 

 ここはリストににはない新しい場所だが、実にここには三つもの山頭火の句碑があった。他の人の句碑もあるので、その確認をしながらの旅。

 

 この先の「前山ダム」周辺にも句碑があるはずだが見つからなかった。広範囲過ぎて探しようがない。

 

 ここも市の介護施設らしい「行基苑」という建物だが、この「あじさい園」という看板の下脇にひっそりとあるのが、山頭火の句碑だった。

 

 ここはさぬき市長尾西にある宗林寺・一畑御坊というお寺だが、ここは「俳諧の寺」というらしい。この参道に並んでいる石が実は句碑で、参道や境内には数十という句碑が並んでいる。すごいのは、本堂前にある大きな雨樋を受ける水枡にも俳句が刻んであるという懲りよう。これが左右に別の句を刻んである。

 

 他の人の句碑もあるから、それを確認しながらになる。リストにない句もあれば、あるはずの句碑が見つからない場合もあって混乱してしまう。

 

 これが宗林寺さんの参道。左右にたくさんの句碑が並んでいるのがよくわかる。

 

 ということで、今日はここでお昼になった。さぬき市造田宮西という地区にある「さぬきうどん溜(たまり)というプチセルフのお店。10時半過ぎだったのでよく空いていた。

 

 ここに来ると、なんとかの「一つ覚え」みたいに注文してしまう、「溜まりうどん小の冷や」で380円だった。実にまぁ久方ぶりのおうどんだった。これに生醤油を回しかけて食べる「生醤油うどん」のとろろサービスバージョンみたいなもの。大きな梅干しがポイントだった。

 

 で、最終は、志度町の旧道沿いにある「平賀源内生家跡」近くにある、この大きな「石鎚山奉納灯籠」脇にある「山頭火句碑」で、今日の旅はおしまい。全部はとても今日だけでは紹介しきれないので一部だけ。でも、探せばあるもんだ・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「ただいたずらにあかし いたずらにくらして年月をおくるばかりなり まことになげきてもなお悲しむべし」という蓮如上人のお言葉から。私も今年で66歳、前期高齢者の仲間入りをしている。母は88歳、父は46歳で還浄しているもので、今更ながら自分の歳の重みと、蓮如上人が「ただいたずらにあかし、いたずらにくらして、年月をおくるばかりなり。これまことになげきてもなおかなしむべし。」と申してくださっている言葉をありがたくいただくばかりである。そういうことで、ま、あちらこちらと出歩いている次第でもある。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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