さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夜には雨の降る所があるらしい。気温は17度から25度と涼しくなってきた。湿度も78%から54%、風は1mから2mの南南西の風が少しあった程度。明日の20日は、引き続き気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、昼前にかけて雨の降る所がある見込みとか。明日のお出かけは要注意かな。
このあたりでも彼岸花が一斉に咲き出してきた。田んぼの畦に彼岸花が咲いているのはモグラ予防のためで、モグラが走り回るとその穴から水が漏れて田んぼが崩れてしまうからだという。この根っこというか球根のニオイがモグラはイヤなんだそうだ。モグラに聞いたわけではないが。
さて、今年は二度も台風がやってきたし、雨が多かったせいで、この水中ポンプが行方不明になっていた。たぶん、大雨で流されたんじゃないかなぁと心配していたのだが、電源コードやビニール・ホース、おまけに移動防止用にロープで結んであったので、どうにか探し出して元に戻した。おかげで家庭菜園用の水が通水できた。
さて、そういうことで、今日は、昨日の句碑調査のまとめというか整理をやってみた。句碑と、場所と、俳句のことばなんぞをエクセル・シートで整理してみた。
すると、さぬき市長尾(旧長尾町)に56基58句、志度(旧志度町)に2基2句、合計58基60句があることになっている。他の町には全くないから、圧倒的に長尾町に多いことになる。これは砂井さんと言う方が山頭火の熱烈なファンであって、「種田山頭火顕彰会」を立ち上げて、遍路道沿いに設置したものだという。今も会長さんがあたらしくなって、まだまだ、句碑を建てているみたい。
さて、ここは旧長尾町と志度町の町境近くにある「当願大明神」という神社で、ここに二つの句碑があることになっているが、一つは見つかったのだが、二つ目がわからない。そこで、今日は再調査にやってきたというわけ。
あちらこちらと探してみたが、この一基しか見つからない。あきらめて帰ろうとしたとき、「あれ??」と思った。この植木鉢のあるのが正面だが、なんと、こちらがわの面にも俳句が刻んである。まさしく、「水音おべんたうをひらく」と刻んであるではないか。なるほど、そういうことか・・・。
おもわず、しゃがみこんで、しばらく見つめたことだった。一つの石に二句を刻むということはいまだなかったこと・・・。
ここは、その当願大明神から旧のへんろ路を長尾寺に向かって進んだ途中にある「西沢庵」という昔の「西沢寺」の跡地にある庵である。ここにも山頭火の句碑がある。ここは県道からは見えない場所だからわからなかったもの。
このあたりではサルがいないのだろうか、落ちた栗がそのままになっていた。
ここは藤の寺として有名な玉泉寺。ここにも句碑があるはずだが、どこにもない。お寺のおばあさんに聞いてもわからないと言う・・・。そこで、はたと考えてみた。
まさか・・・と思ってやってきたのが「尽誠公民館」地名が「尽誠」と言うのだろう。まさか、あの高校とは関係があるとも思えない。
ここには、「秋風けふも乞いあるく」という句が刻んであった。で、まさか・・と思って、裏を見てみれば、「鳴いても山羊はつながれてひとり」と刻まれて居るではないか・・・。なんたるこちあ・サンタルチア・・・。そんなことで、今日も暮れてしまった。
今日の掲示板はこれ。「"人"の"為"と書いたら "偽り"という字になりました」というもの。「人の為」と言いながら、実は自分のことばかり考えている私たち。偽りという字がある。嘘という意味でもある。二つに分けると「人」と「為」である。人が為す(行為)ことと読めるし、人が為すことは嘘だと言っているようでもある。「あなたの為を思って言っているのよ」というセリフがあるが、「人の為」と言ったら「偽り」だということにもなるわけだ。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。