さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、気圧の谷や湿った空気の影響で夜には雲が広がるらしい。気温は10度から21度、湿度は82%から56%、風は2mから1mの東北東の風が少し。明日の31日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夕方から雨の降る所がある見込みらしい。
昨日は奥方に休んでもらって病院への送迎をお願いしたし、検査費などを支払ってもらった分を身体で返して欲しいというので、朝から川の水の冷たい中、隣を流れる津田川を歩いて、水中ポンプを探し出した。
水量はそんなにないのだが、時に深い場所があって、下半身はずぶぬれになった。でも、我が家の下流、およそ80mの浅瀬に埋まるようにして、このカゴがあった。それだし、この電源コードが岩にからみついていて止まっていた。それに、この旧式のポンプは重いのだ。
電源コードほかが乾くまで、例の研修会用の資料の点検やリハーサルをやってみた。おおよそ、1時間以内で説明ができそうだが、本番になると、あれもこれもとサービスしすぎて時間オーバーになりがち。
昼食後、水中ポンプの点検をしたり、流失防止用のロープを結んだり、吸い上げ用のホースを取り付けたりした。このトラロープが古くなって傷んで切れてしまったのが原因だったので、このロープも新しくした。
そして、川の中に沈めて試験運転。このカゴに入れる理由はゴミや砂がつまらないようにしてあるもの。
試運転は成功。たちまちにして、このポリタンクが満水になった。これだけ上水道を使ったら大変だ。
その後、台風で倒れているけもの返しのネットの修理もやっておく。
こんなものを張っても、猿はネットをよじのぼったり、裾をまくり上げて入ってくる。さすがにイノシシは入らないみたい。昨日もようやく伸びてきた大根を食べられたと、ジェット花火を連発していた。
イノシシと言えばこれ。夕べの内に草の根を掘ったようで、そのあたりは荒らされている。水田の畦を掘られると水が漏れてしまうと大騒ぎする。水漏れが起きると田んぼが崩れてしまう。これを「畦が飛ぶ」というらしい。
おかげで今日は平穏無事な一日。ま、水中ポンプが回収できた分、大もうけした気分。今夜は大きな顔をしてビールが飲める。
こんな天気のいい日にはお出かけをしたいのだけれど、どうにもこうにも片目運転では恐いものがあって出掛けられない。
朝方に、秋を探して散歩をしたのだけれど、このあたりにはまだまだ秋の風情は少なそう。樫の木や杉の木や松の木が多いので、なかなかに紅葉は見られない。
今日の掲示板はこれ。「形見とて何か残さん 春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」という良寛和尚の有名な歌。良寛は死んで後に遺すものは何もありません。春には花を夏にはほととぎすを、秋には満山の紅葉を遺しておきますから、どうか良寛の遺品だと思って可愛がってやってください、というわけであるのだろう。自然がそのまま良寛であり、良寛がそのまま自然であったのであって、この不二の心境を体得することが仏法、ことに禅というものだと思うのである。この歌が、良寛和尚の辞世の歌だとも言われている。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。