さぬき市地方は冬型の気圧配置となるため、雲が広がっていて、小雨の降っている所もあった。気温は4度から10度、湿度は7%から%、風は2mから3mの風が少しばかり。明日の12日は、冬型の気圧配置が強まるため雲が広がり、夕方にかけて雨や雪の降る所がある見込みとか。
で、予定通りに8時半に県立病院に着いて入院の手続きをする。この病院の場合、白内障手術の場合は一泊二日の入院になるらしい。手続きが終われば眼科の外来に案内される。
眼科外来では、簡単な眼の検査と、まつげを切る処置が行われ、手術する眼にガーゼを当てて絆創膏で止める。見れば、そういう人が四人・・・。私を入れて五人ということになる。女性のおばさんが三人と男性が二人。この五人が今日の手術ということになっているらしい。
処置が終われば、手術室担当の看護師が手術室に案内してくれて、どういう手術を行うのかを説明してくれる。私の場合は、奥のベッド状の手術室。他の方々は手前の簡易手術室。私の場合は、「局所麻酔」+「睡眠導入剤」で行うが、呼吸困難になると「静脈麻酔」、っさらに異常事態には「全身麻酔」を行うという重大な手術を予定しているという。
そういう重大手術のため、特別な個室で点滴の嵐になる。一時には5袋の点滴が吊された。入院後はテレビもタブレット端末も禁止。このテレビ台は撤去されて大型の点滴ポンプや酸素マスク、タンの吸引器などものものしい設備が運び込まれた。
入院後の注意事項や禁止事項が説明され、15分ごとに点眼が行われる・・・。足下には紙おしめや紙パンツまで用意されている。いったい、私はどんな手術を受けるのだろうか。
全身麻酔をかけることがあるので昼食は抜きだし、水分の補給も禁止になった。おなかをからっぽにして手術室に入ることになる。前の四人は30分間隔で手術が行われて、私は15時からの手術になった。
ところが、睡眠導入剤も、尿管挿入もなく、淡々とオペが始まった。だから、いつなっても眠たくならない・・・。
オペは、こういう顕微鏡を使っての手術になる。画像はあくまで参考画面。こういうシートの下で、自動血圧計や酸素マスクなどを装着させられて寝かされているわけだ。で、血圧や心臓音、呼吸数などをモニターしながら手術が始まるのだが、「局所麻酔」だけで、粛々と手術は進む。
手術が終わったのは16時前。結局の薬局、ものすごい準備をしたのに、単なる普通の「局所麻酔」でのオペで終わってしまった・・・という、「泰山鳴動鼠一匹」。看護師さんたちのあきれ顔・・・。「あれだけ準備したのに・・・・」。ただ、私の病院着は汗でべとべとになっていたし、手術台上に敷かれたシーツも大量の汗で濡れていたという。
ま、特別室に入っているので、トイレは部屋の中にあるので、数歩あるけばいいだけのこと。洗面台も部屋にあるし。
18時からの夕食はおかゆさんとやわらかい野菜。お昼抜きだったからあっという間に食べて終わった。奥方もあきれて、早々に帰ってしまった。
それからの夜の長かったこと。緊張感からか、神経が敏感になったものか、エアコンの音、廊下を通る人の足音など、普段には気にもならない音が耳について寝られない。22時過ぎからはおなかすいてきてグルグル・・という音でまた寝られない・・・。でも、朝方にはぐうぐうと寝てしまっていた。
今日の掲示板はこれ。「できるかできないではなく やるかやらないか」という言葉。正式には、問題なのは 『できるかできないか』、ではなく、『やるかやらないか』 である。この言葉を聞いたことが無い人はほとんどいないだろう。それほどまでに大衆にも知れ渡っている有名な名言である。あまりにも有名でいろんな人がいろんなところで使っているために、最初にこの名言を残した人はわかっていない。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。