さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、寒気の影響で瀬戸内側や山間部で雲の広がっている所があった。気温は6度から10度、湿度は70%から51%。風は4mから5mの西北西の風が冷たく吹いていた。明日の26日は、引き続き寒気の影響で雲が広がりやすい見込みらしい。
夜だか、朝だかには強い風が吹き殴っていたようだったが、一人暮らしの気ままさで、焼酎をしこたま飲んでぐっすりと寝た。というのも、日本酒が全くなくなっていて、缶ビールも「無糖」とかいうへんてこりんな物が数本残っていただけ・・・。仕方なく、焼酎のお茶割りを何倍か飲んだ。
朝、眼が覚めたのは6時半。まだ、外は薄暗かったが、起きて片付けを始めた。帰宅する船は8時35分発。空き缶や燃えるゴミなどをてきぱきと片付け、肉まんを3個、チンして食べた。コーンスープもお湯を沸かして注ぐだけ。
手島・小手島(おてしま)を経由してきた「しわく丸」に乗ってしわく広島を出る。朝は30人ぐらいの人が乗っている。多くはお医者さんに行って、食材や犬のエサを買って帰る人たちだ。
別に今日、帰らなくても特段の用事があるわけではない。
シルバー川柳のように、「起きたけど 寝るまでとくに 用もなし」なのだ。風があると釣りにもならないし、テレビを見るだけならどこだって同じだし。寝るまで特に用もないのだったら帰ろうか・・・みたいなことだ。
来年の4月までは行くことがないので、島の家の安全を確かめて、雨戸をきっちりと閉めて、ガスの元栓も閉めて戻ることにした訳だ。若い頃には寒くても釣りをしたり、山登りをしたりもしたけれど、最近はそんな元気も勇気も体力もない。
今回は、この乗り場の前にある「市営駐車場」に車を停めたのだが、いざとなったら、駐車券がない。「大事な物だから・・・」と、どこかに挟んだような気がするが、それが何だったのかが思い出せない。病院の書類ケース、お薬手帳、荷物全部をひっくり返して、ひっくり返して・・・。ようやく免許証ケースの中から見つけ出して・・・。すると、今度は料金を支払うところで、千円札を受け取って呉れない。前後ろを逆にしても、裏表を逆にしても、お札を交換しても戻って来てしまう・・・。慌てると余計に機械が意地悪をする・・・・。
ま、後続車はいないし、急ぐ旅でもないので、慌てることはないのだけれど・・・。
奥方のけいこばぁが、「今日は夕方までお仕事だから・・・」と言うていたので、帰り道のここでお昼を食べることにした。朝の肉まん三個がつかえてはいたが、帳面を消すためだから仕方が無く、ここに入った。さぬき市長尾東にある「うどん亭いわせ」という一般店。
で、冬季限定メニューの「しっぽくうどん」を注文した。580円だった。
世の中はクリスマスだ、年の瀬だ、年末だとにぎやかな様子だが、うちんく(わが家)では全く関係ないことで、年の瀬も年末も関係ない。子供の頃には、すす払いだ、煙突掃除だ、落ち葉掃きだゴミの片付けだとやらされたけれど、ことさら、そんなことをする必要もない。一年間に溜まったほこりを払うたって、毎月、それなりに掃除をやってれば、そんなにほこりも溜まらない。
溜まる物は・・・ビールの空き缶と焼酎の空き瓶とプリンターからはき出される紙くずくらいなもの。それだって、毎月まいつき、定期的にゴミ回収に出していたら、そうそうはたまらない。
丸亀からの帰り道、トイレ休憩をしようと、とあるスーパーの駐車場に入ったら・・・駐車するスペースがない。薬代のために銀行のATMコーナーを覗いたら長蛇の列ができている。世の中は早くもお正月準備に入って居るのだろうか・・・。結局の薬局、トイレにいくのを我慢してわが家まで戻って来てしまった・・・。
今日の掲示板はこれ。「幸せは自分で作る 不幸せも自分で作る 幸せも不幸せも 全く他人の仕業ではない」というもの。お釈迦様の前世を書いた仏典「ジャータカ」からの言葉とされている。確かに、幸せも不幸せも自分の心がつくるもので、全く、他人の仕業ではないだろう。確かに確かにお釈迦様の言う通りなんだろう。でも、トイレに行きたいのに駐車スペースがない。薬代を払いたいのにATMに人が群がっているのは私のしわざではない。そういう状況に置いても、「ああ、わたしはしあわせものだなぁ・・」と喜ぶほどには悟れていないとおもう・・・。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。