さぬき市地方は、冬型の気圧配置となっているため瀬戸内側を中心に雲が広がっていた。気温は3度から8度、湿度は70%から58%、風は3mから4mの西北西の風が冷たかった。明日の9日は、冬型の気圧配置が次第に緩むため、概ね晴れる見込みらしい。
さて、今日は天気もまぁまぁということだから、香川県立ミュージアムにやってきた。
ここで行われている、第61回日本伝統工芸展を鑑賞するためである。日本伝統工芸展は、歴史・芸術上特に価値の高い工芸技術を保護・育成するとともに、先人から受け継いできた優れた技を磨き、現代生活に即した新しいかたちを築き上げることを目的として昭和29年(1954)から毎年開催され、今回で61回を数える。
私が感動したのはこれ。「截金(きりがね)硝子(がらす)長方皿」という山本茜さんの作品でNHK会長賞を頂いたらしい。どれもこれも素晴らしいのだけれど、これはこころに響いた。
人形ではこれ。「陶彫彩色【寒威】」という作品で溝口堂央さん作。これは日本工芸会奨励賞だった。
この冠のようなものは、松本破風さんの「透網代箱(すかしあじろばこ)」で日本工芸会会長賞だった。
どれもこれも力作ばかりで息を呑むばかり・・・。
これは「銀打出し花器」で大角幸枝さんの作品。これは日本工業会保持者賞だった。
観覧料は一般610円 前売・団体(20名以上)490円、 高校生以下無料。こうした長寿手帳を持っている65歳以上の方や身体障害者手帳等をお持ちの方は免除されて無料で観覧できる。
午後からも暖かかったので、日曜日に行われる「山の神さん」のしめ縄作りと「紙垂(しで)」作りをやっておく。いつもは、すぐ前のおうちの主人がやってくれていたのだが、その方が亡くなって、しめ縄を作る人がいなくなって、私に順番がやってきた。
「紙垂の作り方」というのをネットで検索して見よう見まねで作ってみた。A4の印刷用紙を四枚に切ったから少し大きめかもしれない。
しめ縄も、入り口用、本殿用、脇殿用の3本がいるので、ユーチューブを見ながら縄ないをして作ってみた。山の中の神社だからほとんど人の目に触れることがないので安心だ。
これで、11日の朝、みんなでお掃除している間に注連飾りを取り付けておけばいい。「紙垂」は当日に取り付ける。早めにつけると傷んでしまうから。
今日の掲示板はこれ。「毎日の不思議を見逃さない そんな感性を持ち続けたい」というもの。見渡せば、私たちの回りには不思議がいっぱい。この私が生きているのも不思議だし、となりの奥さんが生きているのも不思議・・・。草が伸びるのも花が咲くのも不思議と言えばふしぎなもの。そんな不思議を見逃さない感性をいつまでも持ち続けていきたいものである。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。