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Channel: まほろば自然博物館
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水仙に 世のあれこれを 訊いてみる

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 さぬき市地方は四国の南岸を東に進む低気圧の影響で雲が広がり、東部を中心に雨の降っている所があった。気温は6度から10度、湿度は95%から80%、風は2mから4mの西北西の風が少し。明日の23日は、冬型の気圧配置となるため雲が広がりやすく、明け方までは雨や雷雨となる所がある見込みらしい。

  

 眼の手術をしてから、あんまり眼を使うと疲れるもので、ついつい、午後の8時か9時には寝てしまう。奥方は7時前から寝てしまっている。だから、朝は6時とかに眼が覚めるが、あたりはまだまだ真っ暗・・・。でも、起き出してパソコンを立ち上げてメール・チェックやらブログ巡りなんぞをやっている。

 

 その間に、いつしか明るくなってくる。そうなってくると、そろそろとお仕事・・・。

 

 山頭火の句碑集が一段落したので、これまた、昨年夏から中止していた「おへんろ文化研究」の「四国遍路の闇と影」についての編集開始。ともかく、左目の白内障が進んでいた時期には、細かな編集作業はつらかったのだ。

 

 午前8時半になったら雨の中をお出かけして、またしても、香川県立図書館にやってきた。

 

 図書館に着いたのは10時過ぎだから、まだまだお客さんは少ない。実に静かな館内であった。

 

 今回はまたしても四国遍路の参考書。これらも何度も何度も借りている本だが、やっぱり、手元にあると心強い本である。

 

 で、朝昼兼用で、11時過ぎに、ここ、たもや林店に入った。ここもお客さんは数えるほど。こんな中途半端な時間におうどんを食べる人は多くはない。

 

 今日はしっぽくうどんの小。と、言っても、かけうどんみたいにどんぶりにうどん一玉を入れてくれる。それを自分でテボで温めて会計に行く。そこで会計を済ませると、別の容器に温めた具材を入れてくれるので、それを自分で麺の上に載せて、あとはフリートッピング。訳のわからんうどんになった。

 

 家にもどると、午前中の作業の続きに入る。今回の研究は、四国遍路の影の部分の「病気遍路」とか「職業遍路」となって、死ぬまで四国を巡り続けなければならなかった人たちのお話。昔の修行僧や聖たちは「托鉢」や「行乞」をしながら山野を歩き巡って修行した。それが、「お接待」という形になり、そのお接待で生きた人たち・・・。そういう闇の部分とかを切り出す作業。

 

 昨年から今年は「四国霊場開創1200年」ということで、各地でイベントや講演会や資料展なども行われてきたし、本尊の開帳とかも各札所で行われているが、その根底で、四国遍路を支えてきた民衆の力・・・というものを書き残しておきたいと考えている。

 

 すでに120ページほどの基礎資料は集まっているので、それらの整理や編集、画像の組み込みや、主題論文の執筆などが残っている。本来は昨年12月の発行予定だったのだが、眼の不調で頓挫していたもの。

 

 「晴耕雨読」ではないが、晴れた日には現地調査、雨の日は資料整理やら編集作業をやっていく一年になる予感。

 

 今日の掲示板はこれ。「失敗する可能性もたくさんあるけれども、まずはやってみなければ何も始まらない」という新浪剛史さんの言葉から。新浪剛史(にいなみたけし)さんは、日本の企業経営者。サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長、元株式会社ローソン取締役社長及び会長。 弟は埼玉医科大学教授の新浪博士である。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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