さぬき市地方は弱い冬型の気圧配置となっているために、概ね晴れていたが、瀬戸内側では雲の広がっている所があったらしい。気温は4度から9度、湿度は70%から51%。風は4mから5mの北北西の風が少しばかり。お昼前に地震があったらしいが、わが家ではぴくりともしなかった。各種メールが飛び込んできたが、そちらのほうが怖かった。明日の7日は、高気圧に覆われて晴れるらしいが、午後は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がる見込みとか。
さて、懲りもせず、飽きもせず、諦めもせずに、今日もまた、ここ。さぬき市長尾西にある「宗林寺」さんは俳諧の寺。正式には「大照山慈光院宗林寺」という真宗大谷派のお寺で、通称「一畑御坊」さんと呼ばれている。
今日の収穫はこれ。こんな大きなものが、今までなんで見つけられなかったんだろうか。「さくら活けた花屑の中から一枝拾ふ」という河東碧梧桐の句である。今日も住職さんとあれこれとお話をさせていただいた。
先代の本木さんという方が俳句が好きだったようで、参道から境内から、これ、この通りの石だらけ。今の住職さんは全く興味がないようで、植木の手入れや移植を懸命にやっている。話題は寺院護持に落ち着いてしまう。
次に向かったところもお馴染みになった「宇佐八幡宮」。ここにも30基ほどの句碑や歌碑があるのだが、資料にはあっても石碑が見つからないもの。資料にはないが句碑があるものなんぞで、10基ほどが見つからない。
で、ようやくに見つけたものがこれ。特殊な字体だから見つけやすいのに、場所が悪くて手洗い場の奥手に隠れていた。
「散る頃の櫻隣のも吹きさそひ来る」という、これまた、河東碧梧桐の句である。そのほかにも地元の人の歌碑を三つほど見つけ出した。
帰りに町内の「杉本うどん」に寄って朝昼兼用のおうどんになった。
冬季限定の「しっぽくうどん小」で400円。冷たい身体には暖かいおうどんがおいしい。
帰ると、わが家周辺のお掃除。8日の日曜日に母の三回忌の法要がある。来客があるというのでお掃除をやることになった。ま、今日は暖かいので早めに済ませておくことにした。
表の方も落ち葉なんぞをきれいに片付けて置いた。明日になれば、またも落ち葉が落ちてくるのだけれど。
それが終わると、二階部分の掃除も・・・。二階にはお客さんは上がらないと思うのだけれど、「ついでにやっておいてちょうだい」と、奥方は確定申告と、介護のお仕事に出かけて行った。
寝室部分にも掃除機を掛けて・・・。
おこたやパソコンを元通りに戻して・・・おしまい。明日は仏間の用意をすることにしよう。
で、今日、撮影した句碑や歌碑の写真をプリントアウトして、文字の読み取り。なかなかに他人さんの書いた文字は読めない・・・。
今日の掲示板はこれ。「弱いから強くなれる 持ってないから何でも持てる」という城たいがさんの言葉から。何でも完璧と思うとそれ以上の発展はない。100点と思っていれば1点でも欠ければ99点と言う高得点であっても形の上では後退となる。30点の生徒が50点になればまだまだ合格点とはいえなくても確実に達成感は感じることだろう。もちろん、弱いより強いほうがいいし、持っていないよりも持っている方がいい。しかしのかかし、そういう一見マイナスな状態は幸福を手にしやすいということで逆にプラスに考えた方がいいと言う事である。持っていないから、何もないからと卑屈になるのではなく、何もないから一杯詰める事が出来る、と考えると元気になるではないか。私も要らない物がたくさん詰まっているかも知れないが、覚えたことはことごとく忘れてしまうから何もないのと同じ事。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。