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Channel: まほろば自然博物館
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寒椿 メール一つを 受け取って

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 さぬき市地方は前線の影響で雲が広がり、昼過ぎまで雨が降り続いていた。気温は12度か14度、湿度は86%から94%、風は1mから2mの北西の風が少しばかり。3日連続の濃霧の朝になった。明日の20日は、高気圧に覆われて概ね晴れるらしいのだが。

 

 昨日から孫のはやて君が遊びに来ていたのだが、今日は公立高校の入学試験の合格発表の日だというので、7時までに屋島のおうちまで送って行かねばならないというので早起きした。ま、急いで行かなければならない訳ではないが、親としては早く結果を知りたいのだと思う。

 

 それだから、濃霧の中を屋島まで一走りしてきた。

 

 で、今日は津田町史の宗教という部分をスキャナーで読み込んで電子化する作業に入った。「さぬき市寺院名鑑」「さぬき市神社名鑑」、いずれも仮称だけれど、その事前準備。

 

 さぬき市にはおよそ70の寺院がある。神社の数はまだ分からないが、途方もない数の小宮がある。ちなみに、今日の津田町には寺院が10ヶ寺、神社は7社だが、小宮は約100社ほどある。ま、どこまでをカウントするかだなぁと思いながらスキャニングを繰り返していた。

 

 これは2010年8月の写真だから、この子たちは小学5年生だっただろうか。この左側が孫のはやて君。右は神戸のたつや君。ともに今日が高校受験の発表日。

 

 二人ともに公立高校に合格したとの連絡があった。めでたしめでたし。

 

 雨の中でも桜は咲いたようだ。ひとまず安堵したことだった。

 

 午後からは、読み込んだデーターを原本通りに修正していく作業。どうにも「は」を「ほ」と読むらしく、これらを修正したり、漢字の誤変換を直していく。しかしのかかし、神さんの名前の難しいこと。お坊さんの名前もなかなかに難しい。読めない漢字は手書き入力して、その漢字を探し出して修正する。「豈」これを「あに」と読むのは難しい。そんな作業を延々と繰り返すのだ。

 

 ふと、こんなことを前にもやったなぁと思い出した。中学2年生の頃に、当時の「大川郡」、今のさぬき市と東かがわ市のお寺を調べてスクラップブックに写真を撮って貼り付けて「寺院名鑑」を作ったことを思い出した。夏休みの自由研究だった。中学校の資料室に保管されていたが、その中学校も廃校になったので、おそらく処分されてしまったに違いない。

 

 それに、2002年に、「東讃の狛犬」という本を作った時には、旧大川郡の全神社を回って狛犬や神社の由緒縁起を調べたこともあった。とういうことは、今回は思い切って切り口を替えて調査しなければならないなぁと思った。

 

 ま、とりあえずは、さぬき市の5町の町史から寺院と神社の部分を電子化しておく。それから方針を決めて現地調査や写真撮影をするのだが、大きな寺院や神社はすぐに分かるが、庵やお堂、小宮などは地図にもないことが多い。考えただけでも気の遠くなる作業だ。

 

 そうそう、神社は高い山の上にあったり、お堂は地区の集会場の中にあったりで、入れないことも多くあった。また、個人宅のような場所が観音堂であったりする。また、信仰する人がいなくなって廃絶したり倒壊した神社やお堂もあった。

 

 今日の掲示板はこれ。「努力した人ほど運が良かったと言い、努力が足りなかった人ほど運が悪かったという」というもの。誰の言葉かはわからないが、あちらこちらで見かける言葉である。努力と運とが関係するのかどうかもわからないが、要は自分の気持ち次第だと言うてるのだと思う。若い頃には「運がいいとか悪いとか人は時々口にするけど、そういうことって確かにあるとあなたを見ててそう思う・・・」という歌が好きだった。今は、運だ、天だと考えることもなくなった。加齢なんだろうか・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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