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Channel: まほろば自然博物館
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何色と 問えば黄色の 春の里

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れるということだったが、湿った空気や寒気の影響で、終日、雲が広がっているまんまだった。気温は10度から14度、湿度は84%から60%、風は1mから4mの北北西の風が一時は強かった。明日の21日は、高気圧に覆われて概ね晴れるらしいが、日中は気圧の谷の影響で雲が広がる見込みらしい。

  

 昨夜は暖かい夜だったのか、気がつけば布団も毛布も蹴り飛ばして寝ていた。で、目覚めたのは7時半。まさに春眠暁を覚えずだった。

 

 明日は春分の日、お彼岸の中日だとも言う。18日の彼岸の入りから24日の彼岸明けまでの7日間を「春のお彼岸」と呼んでいる。その真ん中の日を、「中日」と呼んで、3月の20日か21日になるらしい。今年は21日の明日になる。この時期には太陽が真西に沈むことから、無欲悟道の対岸に一番近いという、西方浄土の仏教の教えから、仏教各宗派は「彼岸会」や「仏徳讃嘆」、「お墓参り」などをする。

 

 子供の頃には、「昼と夜の長さが同じになる」ということを聞いたが、厳密には昼間の方が少しだけ長いらしい。

 

 さて、空気は暖かくなって、エアコンもウインドブレーカーも要らなくなったので、どこかに出かけようと思ったのだが、さしあたって行くべきところがない。そこで、今日もさぬき市の旧志度町の町史を読み込んでいた。

 

 志度地区には、真言宗寺院が14ヶ寺、浄土宗寺院が1ヶ寺、真宗寺院が4ヶ寺と、人口が多い(9941人 8566世帯)割に19ヶ寺だった。神社は3神社と、末社が62社だった。神社は昔の村ごとに「村社」というものが置かれ、それを束ねる「郷社」というものがあった。その村社の下に、山間地には「山神社」、農業地帯には「地神社」が、漁業地域には「えびす神社」がそれぞれあった。

 

 ちなみに、お隣の長尾町では、神社3社と末社が105社、寺院は24ヶ寺である。人口は6207人、4906世帯だから、人口と神社や寺院の数は比例しないのだなぁと思った。また、宗派も町ごとの比率は全くバラバラ。

 

 ついでだが、人口の比較的少ない(3209人 2872世帯)津田町では、神社は7社あって、その末社は100社あって、寺院は11ヶ寺だった。ここは真言宗寺院が5ヶ寺で真宗興正派が4ヶ寺、単立が2ヶ寺ある。

 

 なんだかんだと言いながら、しっかりと生き物は成長している。あたりはすっかりと春になっている。

 

 ひな祭りが済んだと思ったら早速に鯉のぼりが揚がっている。今日の空は寒くなくて悠々と泳げた筈である。でも、少子化の影響なのか、こいのぼりは滅多に見られない。大きな鯉のぼりを揚げる広い空間がなくなったこともあるのだろう。

 

 梅の花も満開だし、

 

 タンポポもしっかりと花を咲かせている。

 

 今日の掲示板はこれ。「良いも悪いも 因果の種は まけば芽を出すいつの日か」というもの。お釈迦様は「因果の法」を説かれた。「因果」とは、「原因」と「結果」である。『善いも悪いも因果の種は播(ま)けば芽を出すいつの日か』という川柳であるが、良い種をまけば良い実がなり、悪い種をまけば悪い実が必ずなるということである。つまり、すべての現象には必ず「因」という種があり、必ず「果」という「結果」が現れるということなのである。今の時勢、善人がしいたげられ、悪人がのさばっている事の多い世の中。何が「善因善果」「悪因悪果」だと文句を言いたくなることが多々あるけれど、お釈迦様は、そんな凡人の姿はとっくにお見通し。「善を施すに、その報いを求めてはならない」と厳しく戒められておられよう。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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