さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は14度から24度、湿度は94%から64%、風は1mから2mの北東の風が少し。明日の3日は、はじめ晴れるけれど、気圧の谷の接近で次第に雲が広がり、夕方から雨の降る所がある見込みらしい。
朝方は、おこたを片付けて書斎の大掃除。おこたを片付けるには参考書やデスクトップPCやら雑誌のたぐいなんぞを一時避難させておいてでないと作業にならない。いらない書類やらパンフレットなんぞもいつの間にか溜まっている。
9時前にはどうにか片付けが終わったので、けいこばぁとお出かけすることになった。
やってきたのは、香川県立ミュージアム。高松市玉藻町にある歴史博物館である。
「春うらら」と題する「イングリッシュ・ガーデン」の展示会らしい。これをお奥方が是非とも見たいと仰るのだ。
世界最大のボタニカル・アート・コレクションを誇る英国キュー王立植物園の17世紀から現代までの貴重なボタニカルアートの優品を中心に、植物のイメージから生まれた装飾美術やガーデニングの資料などを交え、厳選された約150点を展示している。世界遺産キュー王立植物園のコレクションは、四国初公開なのだという。この絵は、ユリ科の「オオカンユリ」である。こういうスケッチ、絵画などがこれでもか・・と並んでいる。
これは「スイレン」を描いた陶器皿。絵柄の花は、当時出版された植物雑誌のイラストから採用され、19世紀初頭には、東アジアから到来したばかりの魅力的な植物であった。また、英国一の陶磁器会社を創設したウェッジウッド家とダーウィン家とは親戚で、『種の起源』の著者、チャールズ・ダーウィンがこれと同種の食器セットを所有していたという。
肝心のイングリッシュ・ガーデンのコーナーはわずかしかない。とにかくお花に関する洋服、陶磁器、絵画、日本が、洋画のアートなどが並んでいるばかり・・・。少しばかり当て外れ。
それでは・・・ということで、やって来たのは孔雀藤で有名な岩田神社。藤まつりをやっているというので来てみた。
お客さんの言うことには、ここの藤はもう、終わりに近いのだと。へ・・・、盛りはいつだったんだろ。「五月になったら・・・」、「五月に入れば・・」と言うていたのに・・・。
ここにも「春五月には・・・」と書いてあるのに。2メートルにもならぬうちにおしまいなのか・・・。
そうか、もう、おしまいなのか。そういえば、露店が2軒から1軒になっていたな。
近くの幼稚園児が奉納した絵馬だというのだが、幼稚園生が「大金持ちになりたいです」というのは、感心せんなぁ・・。最近は「キラキラ・ネーム」とかいうのが流行っておるらしいが、「かずら」君というのは、どういう字を書くのやら・・。
途中のコンビニでお弁当やお茶を買って・・・。
高松市西植田町にある藤尾神社にやってきた。ここで、フジを見ながらのお弁当。何組かの家族連れが同じようにお弁当を食べながらのフジのお花見。ここもハラハラと花びらが散っていた。
山は新緑。車の中は暑いくらいだった。
五月になればサツキの季節。これを見ると夏になったなぁと思う。世の中はゴールデンウィーク中だが、このあたりでは田植えの真っ最中。会社員はこの休みの間に田植えを済ませてしまう。あちらでも、こちらでも田植え機が走り回っている。
最後は、町内にある「みろく自然公園」の「ふじ園」にやってきたが、けいこばぁは、もう、動かない。これだけフジを見たらもう満腹・・・。
今日の掲示板はこれ。「不幸はすぐわかるが 幸せはなくしてからわかる」という、いつもの「荒了寛」さんの言葉から。普通に暮らしている時は、不幸だとは思うことはないが、特に幸せだと思う事もない。ところが、幸せを気づく瞬間がある。それは、なくした時である。「幸せはなくしてからわかるもの」なのである。なくして初めて気づいた幸せに、感謝するのである。あの時は幸せだったんだ・・・・と。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。