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Channel: まほろば自然博物館
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子は鏡 梅雨の下にも 葉影にも

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 京都市地方は土砂降りの雨になった。気温は18度から22度、湿度は100%から86%、風は1mから4mの北東の風が一時は強かった。明日の4日は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 今日こそは本願寺さんの「おあさじ:朝のおつとめ」に行こうかと思っていたのだが、雨の音を聞いて、再び、布団の中に潜り込んだ・・・。そんなに信心深い方ではないのだからして・・・。

 

 朝食は午前7時から・・・。それさえも、どうでも良くなって来るような雨音・・・。食事にいきたし傘はなし。御影堂の軒下を逃げるようにして、興正会館一階の食堂に走り込む。

 

 ここの朝食はいつもこうしたもの。お仏飯のお裾分けを頂いている。

 

 今日も午前中は、三木先生の「観無量寿経・定善義」の講義である。

 

 岡山県倉敷市の先生である。

 

 午後からは、真宗大谷派教学研究所の安冨信哉先生の「月愛三昧」についての講義だった。

 

 講題は「教行信証」「信の巻」に学ぶということで、ここでも観無量寿経の「王舎城の悲劇」や「観経」禁父縁についてのお話があった。

 

 依然として、雨は降ったり止んだりを繰り返している・・・。

 

 こうした勉強の合間で言われることは、「田舎の勉強よりも都(京)の昼寝」という言葉。昔、田舎では、学問を学ぶ方法としては、本を読むくらいしかなかったようで、都の 京都には、学問や道徳、芸などを身につけた本物の人や先生がたくさんいるので、そういう人たちと、 つきあいができれば、多く深く学ぶことができるという意味がある。また、 田舎で3年学ぶのと、都で、昼寝をするのは、ほとんど差がないという意味で、 「田舎の三年京の昼寝」とも言うようである。

  

 で、レポートを20分ばかりで書き上げて提出して、京の都に出ることになった。

 

 この方が、夜の京都の講師の「堤先生」である。手にしているものが、最近完成した「近世珍話」という「京都博物館所蔵」の同書を翻刻したものである。これを研究したのが、堤先生らによる「京都幕末文書研究会」である。

 

 で、その研究員らが集う、「龍馬資料館」に行って来た。

 

 この男性が、その研究員でもある「赤尾先生」。知る人ぞ知る有名なお方である。

 

 課外講義はこの方。新内流しで有名な「日本コロンビア専属」の「新内枝幸太夫(しんない・しこうだゆう)」さん。さすが、「京の昼寝」はよく勉強になる。

 

 今日の掲示板は脈絡もなくて、これ。「子は親のいうようにはしないが 親のするようにはなる」というもの。けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる。とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる。不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる。「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる。子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる。親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる。叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまうし、励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる。広い心で接すれば、キレる子にはならない。誉(ほ)めてあげれば、子どもは、明るい子に育つし、愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ。認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる。見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になるし、分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ。親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る。子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つものだし、やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ、守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ。和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世はいいところだと思えるようになる。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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