丸亀市地方は高気圧に覆われて晴れている。気温は26度から35度(今季初)、湿度は85%から56%、風は1mから4mの南南西の風が少しばかり。気象台では、高温が予想され、熱中症の危険が特に高くなる見込みなので、暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、充分な対策をとって欲しいと呼びかけている。明日の27日は、台風第12号から変わった低気圧が山陰沖を東に進むため雲が広がり、昼過ぎから断続的に雨が降る見込みらしい。
外は暑いけれどからりとしていて、風が吹くと気持ちがいい。けれど、そう、長くは外にはいられない。
さて、この右足の痛みだけれど、そんなにも変化がない。この黒いものはほくろ状のもので虫の咬んだ跡ではない。だから、外傷は全くない。半月板あたりが痛むようだ。でも、病院に行くと、「異常はありません」とか「お年ですから」と言われておしまいになりそう。WEBで、膝の痛みを調べてみたら山のようにさまざまなものがあふれ出してくる。こりゃぁ、だめだとあきらめた。五日もすればなんともないように歩けるようになるのだから。
朝の間、前のおうちの草を刈ってくれた。その向こうの防風林が低ければ、海が見えるのに・・・。最初はここからでも潮の音や潮の香りが感じられたのだけれど、感性がずれたのか、全く、潮の音も香りもしなくなった。
午前中の涼しい間にお勉強。咸臨丸が浦賀を出て、サンフランシスコまでの難航の様子はしっかりと書いてあるのに、帰りのことはほとんど書いてない。書いてあっても、ホノルルに滞在したときのことばかりだ。塩飽の水夫がきびきびと働いた様子は書かれていない。それが当たり前と言えば当たり前のことなんだけれど。
たった一人きりでは海に行ってもおもしろくない。海に入るのはいいのだけれど、海からあがった後が面倒になる。プライベート・ビーチにはシャワーなんぞないから、そのまんま、わが家に戻ってきて、シャワーを浴びて風呂で洗って着替えて・・・と。一人きりではなんとも空しい。この島にきた当時は、それが珍しかったのだけど。
10時過ぎからは島一周のドライブに出た。室内ばかりにいると、余計に膝小僧が痛くなる。冷やしすぎるのがよくないのかも・・・と考えたからである。中古の軽トラにはエアコンなんぞない。窓を全開にして自然の空気を満喫して走る・・・。
今日はジェットバイクの音もにぎやかな若者の声も聞こえない。それでも20人ばかりの海水浴客が海に入っている。
ここの海は遠浅だから100mほどは、こうして歩いて行ける。だから、この時間帯には泳げない。潮が満ちてくると、そこは深い海の底になる。3mから4mほどの高低差がある。
この島の産業は石材採石である。少し前までは、カンカンと「石切り丁場」の音が響いていたが、近年は石屋さんも週休二日になったのか、丁場からも工場からも音は全く聞こえなくなった。石材屋さんで働く若者たちも、丸亀などから通勤でやってくる時代になった。島にはお嫁さんが来ないからである。
今日の高見島である。
こちらは断水事故で揺れている佐柳島である。まだまだ、当分は断水状態が続くらしい。フェリーボートに給水車を積み込んで給水しているらしい。だから、お風呂には入れないとニュースでは報じていた。
こちらは、丸亀市広島町に属する「小手島(おてしま)」である。山の上にあるのが「小手島小中学校」である。小学生が一人いると聞いたけれど・・・。
この島の「広島小中学校」が休校になって久しい。島をぐるっと回ってみたけれど、元気なのは竹と雑草とアブラゼミ。特に竹の勢いはすさまじい。半年、見ない間に、民家がすっかりと呑み込まれていたりする。
今日のお客さんはこちら。昼間は静かなんだけれど、夜になって泣き出すと困るなぁと思いつつ眺めているのだけれど。
今日の掲示板はこれ。「確かな一歩の積み重ねでしか遠くへは行けない」という、「イチロー選手」の言葉からである。何事においても、一歩、一歩、また一歩。亀のように、その歩みはのろくとも、大地を踏みしめ、確実に前に進んでいけば、いつかは必ず頂上にたどり着くことができるし、確実に前に進んでいけば、いつかは目標にたどり着くことができる。目標に向かって進んでいくプロセスと、人生を歩んでいく過程とは同じだと感じたことだった。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。