さぬき市地方は低気圧や湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降っている所があった。気温は朝方は低く22度から29度、湿度は91%から75%、風は1mから2mの南西の風が少しばかり。明日の14日は、湿った空気の影響で雲が広がるが、昼過ぎからは高気圧に覆われて晴れて来る見込みらしい。
ということで、この時期恒例の「資料館巡り」で、今日はここ、「香南歴史民俗郷土館」にやってきた。「古きをたずねて新しきを知る」という言葉があるが、その昔は南北朝時代(1300年代)のこと、京都から讃岐に渡ってきた由佐秀助という武将がおったらしい。足利尊氏の元で功績をあげ、この地を賜って、ここに由佐城を築城した。この郷土館は、その居城跡に城の土塁といわれるものなど、古い屋敷の一部を大切に活かして庭を造り、城をかたどって創られた郷土館である。
この土塁が当時の物だということである。このお城みたいな建物ができるまでは、荒れ放題のお化け屋敷みたいなところだった。
由佐家に残された史料の中に『長宗我部合戦記』があり、それによると、天正11年(1583)四国平定の最後の段階に入った長宗我部元親は、羽床城を落とし、由佐城に押し寄せて来た。由佐氏は少ない人数で敵の大軍を引きつけ果敢な戦をしたが、合戦の末、元親勢との和議に持ち込んだ。この後、元親は三谷、香西と攻め、四国は全て元親に平定されたのであった。
この穴は、クマゼミの出てきた穴なんだろうか・・。あまりにも見事すぎる穴ではある。
さて、ここへ何をしに来たかというと、これである。「鯉を取らないように・・」という訳ではない。「昔の遊び・学び」というものを見に来たのである。
ここは、割と楽しくて質も良くて量もほどほどにあるので、毎回、楽しみにしているのである。で、今回は、どんな展示が見られるのだろうかとワクワクしながらやって来たのである。
これは、「五目並べ」という遊びである。
コマにけん玉、輪投げ、達磨落とし・・・は、子供の遊びの定番だった。これに、ビー玉、メンコ、チャンバラ、竹馬、縄跳び、ゴム跳び・・・。
と、思っていたら、「ファミリーコンピューター」やら・・・
「スーパーファミコン」・・・。
マージャンに花札・・・。これ、ホンマに子供が遊びよったん・・・??
これを作って体験するのだが、もう、すっかりと作り方を忘れてしまった。
これが、最近のこどものおもちゃらしい・・。教えられても、何がなんだかわからない。
今日の掲示板はこれ。「子を持って知る親の心 子を持って忘れる子の心」というもの。この標題の『子を持って忘れる子の心』というのは、明らかに先の『子を持って知る…』を踏まえた逆説的な箴言(しんげん)=「比喩」あるいは「格言」の意 である。解説するまでもないが,「自分が親になるまでは子どものように自由な心を持ってのひのびと生きてきたのが、子どもを持ってしまうと、ついつい、そのような心を忘れて、子どもを厳しく叱りつけてしまう」という反省や自戒の表現なのだろう。 子どもは直観的に『子の心』を忘れてしまった『大人』を見ぬいている。これは上辺の言葉や態度で飾ることのできないほど人間の本質なのかも知れない。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。