さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で瀬戸内側を中心に雲が広がり、雨の降っている所があった。また、夜遅くにも雨が降る見込みらしい。気温はぐんと下がって19度から24度、湿度は90%から84%、風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の9日は、台風第18号が北上する影響で雲が広がり、雨や雷雨となるらしい。
今日も雨である。全く・・梅雨のような秋雨の連続で野菜や米の収穫にも困っているらしい。
連日の雨で、このようなキノコ類がニョキニョキと伸び放題である。食べられるようなキノコではない。
で、恒例となった火曜日の「おへんろ交流サロン」である。毎週火曜日はここで「俵札(俵に入ったお遍路さんの納め札)の調査」が行われる。パソコンが堪能だから・・ということで、緊急動員されているというわけだ。
ここは、お遍路さんたちの情報交換や地域住民との交流の場になっている。また、交流サロン内にある「へんろ資料展示室」には、江戸時代の紀行本や古地図、また接待を受けたお遍路さんが残した江戸中期からの納札や古い納経帳、手形など、四国遍路の歴史を感じさせる貴重な資料となる品々が展示されている。
今日はお天気が悪いせいか、参加者はぐんと減って八人ほどになった。この人たちは、くしゃくしゃになった納め札のしわを伸ばし、一枚ごとにファイルに納め、手前の先生が読み取って整理をしている。
こんな風に、手書きの納め札を読み取って、「整理番号・納め札・弘化3年・備後国・福山市深津・手書き」などと整理をしてくれる。
それをデジタルカメラで撮影して画像化されたものを、私が読み取って、
会長さんが、エクセル・シートに入力して行く。先週は、この仕事が逆だった。私が、この入力当番だったのだけれど、今日はタイピングが素早い女史が来る・・・というていたのだが、欠席したために、やむなく、こうなった。
9時から始まった作業は11時半でおしまいになる。あとは座談会になって、12時に解散になる。今日は、おはぎにシュークリーム、それにいちじくがサービスで出された。ま、みんなの持ち寄りである。私たちは便宜上、「お接待」と呼んでいる。お接待だから、否が応でも受け取っておいしく食べなければならない・・・。
こういうのを、お昼前に食べたらだめだ。それに飲み物はコーヒーである。だから、今日のお昼はお休みになった・・・というか、これらがお昼になった。
この地図は、この「おへんろ交流サロン」から、四国霊場88番札所の大窪寺までのお遍路ルートである。ここの「前山ダム」から大窪寺までには五本のルートがある。このうちの、水色のルートが「花折れ峠道」であるが、私は一度も通ったことがなかった。「それじゃぁ、ダメじゃん、春風亭昇太」ということで、今日は時間もあるから・・ということで、車で走ってみた。
ここが、「峠の地蔵」で、七十丁の地蔵とも言われている。大窪寺まで後少しなのに、力尽きて亡くなった人の墓が右側に二基並んでいる。
地図で見ると、一直線に大窪寺に向かっているように見えるけれど、実際には、つづら折りの急な坂道の連続。これを歩いて上り下りするのは大変だろうなぁと思ったことだった。
ま、形としての「おへんろさん」も尊いと思うけれど、これを歩いてお四国を一巡するというのは体力的にも財政的にも精神的にも無理だなぁと思うことだった。
今日の掲示板はこれ。「どんな難局にあっても、「どうにかなる」という楽観性と「自分でどうにかする」という強い決意があれば、そこを切り抜けていくことができる」という塩月弥栄子さんの言葉から。生きていると様々な難局に出会うもの。その難局との出会いでどのような行動をするかで人間性が表れたりするものだ。多くの難局との出会いが人間性を高め、 難局に対して的確に処する術が身についていくのではないだろうか。難局に対しては楽観性と強い決意を持って臨むことが肝要であると、塩月先生は語ってい る。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。