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Channel: まほろば自然博物館
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ふるさとの 花はすなおに 酔芙蓉

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 さぬき市地方は上空の寒気や湿った空気の影響で瀬戸内側を中心に雲が広がり、雨の降っている所があった。気温は21度から28度、湿度は94%から61%、風は2mから5mの北北西の風が少しばかり。明日の11日は、高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 おかげさまで、このブログも昨日で、記念すべき「3800日」を迎えていた。単純計算で10年と5ヶ月ということになる。平成17年の4月、高松の社宅の片隅からスタートしたこのブログが、一日の休みもなく続けてこられたのも皆さん方の応援のおかげです。本当にありがとうございます。

 

 さて、雨とかで延期になっていた「さぬき市まちあるき探検隊」のリハーサルの日になった。心配された雨も上がって順調にスタートすることができて、まずはさぬき市津田の「津田の松原・琴林公園」から。その手始めは「平山郁夫画伯・写生の位置」から。案外と、皆さんは、落ち着いてこの松林を歩いたことがないらしい。最近は海水浴もプールで済ませることが多くなって、わざわざ、この津田の海水浴場まで来ることはなくなってしまった。

 

 その次は、版画家「棟方志功絶賛の松」である。「おお、兄弟、ここにおったのか」というのが、棟方志功先生の言葉らしい。「こんなものが、ここにあったなんて知らなかった・・・」という人ばっかり・・。そういうことが話題にならなくなって久しくなってしまったのだ。

 

 松原を後にして、次の現場に行こうとして、「でも、ここの神社、何か変わったものがあった筈・・」と、このお姉さんが言い出して・・。「あ、それなら、これですよ。ここの狛犬は「日本オオカミ」なんですよ・・」と言うと、「あ、それそれ!。これは、みんなにお話しなくては・・」と、急遽、ここもコースの中に入れることになった。本当は、「愛犬ポチ」みたいな狛犬なのである。

 

 時間の関係で、本番とは順番を入れ替えて、さぬき市神前(かんざき)にある「神前小学校」にやってきた。ここには、「香川で最初の文化功労者」になった「真嶋正市」先生の資料が展示してあるのを見学させていただくためにやってきたもの。

 

 この先生が、この小学校の卒業生なのである。この先生が「大川中学校:現在の三本松高校」で学んだ頃は、校舎が間に合わず、「勝覚寺」で勉強したことは少し前のこのブログに書いた通り。

http://blog.goo.ne.jp/h-kimm/e/8cd860b96e4e897792dd4f7a025b6394

 

 次にやってきたのが、さぬき市大川町にある「さぬき市歴史民俗資料館」である。ここには、この地区の水の神様とも慕われている「軒原庄三」さんを紹介するためである。この人については、このブログで何度も紹介しているが、わが家のすぐ横を通っている水路を経由して、みおろく奥池への導水路を作った人である。

 

 で、田面村と富田村との境になる三つ子山の下をくり抜いて「隧道:トンネル」を掘って水を漏らすことなく通水した人である。

 

 それが、この「みろく石穴」と呼ばれるものである。

 

 この隧道は全長189mしかないが、当時としては途方もない大工事であったのだ。

 

 「これが、その軒原庄三だ」と紹介すると、みんなは拍手喝采になった。

 

 そこまでで、現場の案内は終了した。あとは、当日の私の案内の時間配分だけ。これまた、11月の14日と21日。まだまだ先の話である。これは、ひとまず置いておくことにして。今度は、お昼のランチのリハーサル。女性たちは、これが楽しみなんですと・・。

 

 ここは、さぬき市末という地区にある「Cafe 樹樹(ジュジュ)」というお店で、昔は葉タバコ(米葉:ベーハ)を乾燥させるための「ベーハ小屋」だったものを改装したものだという。これが改装前のベーハ小屋である。

 

 今は説明しないとわからないくらいに改装されている。ここは、このあたりにあるベーハ小屋とは少し違っていて、「超屋根」というものがなくて、2本の煙突形式になっていたらしい・・。その名残を残してある設計になっているのが興味深い。

 

 だから、室内からは、こうして青空が見える。もちろん、雨の入らない構造にはしてあるらしい。

 

 室内は、元、葉タバコの乾燥室とは思えないほどのオシャレな作りになっている。

 

 で、肝心のランチだが、今日はオムライスとサラダである。当日は別メニューになるらしい。そういう予約やお値段や写真なども確認しておく。それにマイクロバスの駐車場とかも確認しておかねばならない。

  

 デザートには、こういうケーキとコーヒーがつくらしい。甘い物は苦手なんだが、今日はお仕事だからと食べてみた。ま、やわらかくて(当たり前だ)おいしかった。

 

 県道脇には、こういう目印があるのだが、小さなものだから見逃すとお店にはたどり着けない。そんな山に隠れた、まさに隠れ家的なカフェである。

 

 今日の掲示板はこれ。「小さくてもいいから、鋭いキリで深い穴を開けてみよ。壁の向こうが見えてくる。」という常盤文克さんのことばから。人生において大きな壁に突き当たることは多々あるもの。目指す目標が大きければ大きいほど、その壁は高くなり、厚くなってくる。そんなときは、この言葉のように、小さな穴から活路を見出す努力も必要なのではないだろうか。じっと、こまねいていてはものごとは進まない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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