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Channel: まほろば自然博物館
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菩提子が 念仏ばかりの 寺の庭

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 さぬき市地方は気圧の谷の接近と湿った空気の影響で雲が広がり、夜遅くには雨の降る所があるらしい。気温は20度から28度、湿度は90%から54%、風は1mから5mの東南東の風が一時は強く吹き荒れていた。明日の24日は、前線や湿った空気の影響で雲が広がり、明け方から朝にかけて雨が降る見込みらしい。

 

 昨日の昼前から延々と秋のBBQパーティーは続いて、夜の9時過ぎまでに及んだ。で、櫛の歯が抜けるように一人帰り二人帰りして、8時過ぎには私一人になった。BBQコンロを片付けたり、タープを片付けたりと祭りの後はさみしいものがある。

 

 そこで、東かがわ市小砂(こざれ)にある「小砂説教所跡」にお邪魔した。連休の最終日に関連するのかどうか、ツクツクボウシが出迎えてくれた。

 

 妙好人庄松同行(みょうこうにん・しょうま・どうぎょう)にご挨拶。幾つくらいの時の肖像画だろうか。おそらく晩年の頃のものだと思われるのだが。

 

 で、10時半過ぎに、所属寺院の勝覚寺に入った。本堂前の松の木も見事に元気になっている。

 

 本堂脇の「庄松同行」の銅像にもご挨拶。なんまんだんぶ・・・。

 

 今日は秋の永代経がお勤めされる日。この頃から気温はぐんぐんと上昇してきて、少し動けば汗が噴き出して来る。

 

 本堂の壁に掛かっている、庄松さんの伝説切り絵。庄松が富田村の菊蔵と一緒に三本松の勝覚寺に参詣した。庄松が本堂で横になっていたので、菊蔵がこれを咎めると、庄松がいわく、親のうちじゃ、遠慮するには及ばぬ。そういうお前は義子(ままこ)であろう。と言った。これは御本山に参って、横になって親の内じゃ、遠慮するには及ばぬという喜び振りは今までほかにもあったが、そういうお前は義子であろうの一言は、それより一層うわての喜びぶりである。

 

 で、13時半からお勤めが始まった。

 

 今日のご法話は高松の佐々木安徳先生。歎異抄のお話をなさいました。

 

 お昼からは蒸し暑い天候になり、風も強くなって、本堂の扉を開けたり閉じたり・・・。

 

 こうして、シルバーウィークも残暑のような天候のうちに過ぎてしまうのであった。

 

 今日の掲示板はこれ。「むつかしいお経を読めと言われて、「庄松助くるぞよ、庄松助くるぞよ」と読んだという。」という、小砂説教所跡にあったお皿のことばから。

 上の一条は、勝覚寺の先代住職は庄松同行を非常に愛撫せられ居りしが、役僧の一人がそれをうらやま しく思い、一つ庄松を困らせて恥しめんとて、三部経の中の下巻を取り出し、庄松に向かい、「お前は有り難い同行さんじゃが、この大無量寿経の下巻の、ここ の御文を読んでみよ」と云えば、庄松の答えに、「庄松を助くるぞよ、助くるぞよとかいてある」と云われたと。

 *「五劫思唯の大悲の本願も、ただかかる自分一人の為の御苦労であった、勿体なや」と御開山親鸞聖人は喜ばれた。わが身一人に、如来の本願を受け止める無学で経の読めぬ庄松の獲信、「庄松を助くるぞ」と読む・・・。これ、真の大経読解でもあろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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