今日も秋晴れのいい天気。気温は14度から18度。風もなくておだやかな一日。
今日は中央仏教学院通信教育部同窓会・四国支部の有志十九名が勝覚寺においでになった。今日のメンバーは香川県内からの参加者だそうだ。うちのお寺は、こうした「妙好人・庄松(しょうま)同行」ゆかりの寺としての参拝が多い。
一行は本堂でおつとめ・参拝をしたあと・・・。
副住職の智海さんが庄松さんについてのお話を一席。その後、皆さんはお茶を頂いたり境内を見て回ったりと・・・。
これが庄松さんの銅像。本堂脇に立っている。「芸者、地では流行らず・・」というように、このあたりでは庄松さんというても誰も知らないが、全国的にも有名な念仏の信者。間もなく没後百五十周年ということで、何か法要とかも計画されるんだろうか・・・。
その後、お昼前になって、東かがわ市丹生(にぶ)というところにある「小砂:こざれ説教所」にお参り。ここには庄松さんのお墓もあるし、正面の建物が「正真(しょうま)講本部」にもなっている。庄松さんが生まれた地区でもあって、庄松さんの聖地みたいな場所。
ここでも「恩徳讃」のおつとめ。庄松さんの掛け軸とかを拝観したり、建物を眺めたり・・・。柱や天井の梁なんかは明治時代の年号が残っている。また、ここの地区は、勝覚寺発祥の地でもある。
ちょうど、ここで正午になったので、お弁当タイムになった。今日はおうどんではなくてお弁当を頂いた。一時になったので、会場移動。ここの扉を閉めて後片付けしたあと、先回りをして、次の北山二十四輩堂に向かう・・・。
ここに行くと、地元の方が数名してお待ち受け。お接待の準備までして・・・。皆さんにお礼を言いながら・・・皆さんが来るのを待っている・・・。
左手にご本尊様が安置してあって、正面に並んでいるのが二十四輩さん。ここでも恩徳讃のおつとめのあと、ここの由来やら二十四輩さんの説明があった。
その後、お接待のお茶やお菓子を頂いたが、ここで思わぬ物が出た・・・。それがこれ・・・。
このあたりでは「カメノテ」という海の岩場にいるもの。それをゆがいて出してくれたのに、一同はびっくりするやら喜ぶやら・・・。これがおいしいおいしいと大評判。
そしたら、な、なぁんと・・・。こんなにもたくさんの「亀の手」が・・・。もちろん、全部みなさんのお土産になった・・・。
午後二時・・・。皆さんはおみやげを手にして、次の仏生山法然寺に向かわれた。わたしはここでお別れ。
今日の掲示板はこれ。「見えそうで見えないものは 自分の短所と欠点である」。自分に見えているのは自分の長所といい点ばかりであるが、他人から見れば、それはうぬぼれということでしかないし、その裏返しの短所と欠点。だからというて、自分の欠点や短所を見つめていたらそれこそ気分が滅入っていまうわな・・・。ほどほどのうぬぼれもいいんじゃないかなぁとは思ったりする。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。