さぬき市地方は寒冷前線の接近や湿った空気の影響で雲が広がり、夜は雨や雷雨となる見込みなのだとか。気温は8度から26度、湿度は70%から52%、風は1mから3mの北北西の風が少しばかり。明日の28日は、寒冷前線の影響により未明まで雨や雷雨となるらしい。その後は、高気圧に覆われてくるため、次第に晴れてくる見込みなのだとか。
火曜日はさぬき市前山にある「おへんろ交流サロン」にご出勤。今日も勤務表にサインをしておいた。季候がいいからか、歩き遍路の方が二名・三名と休んでは「花折峠」への道を上っていく。
昨夜・・というか、今朝方は、事故に遭って側溝に落ち込んでいるのに、「右側駐車」だと反則切符を切られる夢を見た。「事故に遭っているのに駐車違反なんておかしいやろ・・」と抗議したが、「はいはい。振り込みで結構ですから心配なさらないように・・」という婦警さんに呆れていた・・・という夢だった。おかげで少しばかり寝不足気味・・・。
ということで、今日も「納め札」のデータ整理と入力作業。もう、作業は大詰めになったらしく、ご婦人の作業にも余裕が出ている。しかしのかかし、私の仕事は「解読」に時間が掛かってあんまり進まない。「もちぃと、きれいな字を書いてくれやぁぁ・・」という溜息吐息。
こういう字ならば読みやすいのだが、明治42年頃の女性は字の書けない人がいたのだろうか、まるで字になっていないものが幾つかあった。そんなこんなで、今日は75件ほどしか入力できなかった。地名や人名は読みにくいものが多い。
この人は、「愛媛県北宇和郡日吉村」を「北宇知郡」と書いてある。こんなものはザラにある。
こういう色刷りの納め札を使うようになったのは戦後のことだろうか。ほとんどが半紙を切って自作したものばかりである。たまに木版による「版刷り」や「印刷」を見かけるし、ほんのたまに、赤字印刷の納め札も見るが、全面赤というものには、まだ、お目にかかったことがない。
いつものように、11時半で作業はおしまいにして荷物を片付けて、45分からは反省会というかお茶会。今後の予定やお遍路に関する情報交換。この日曜日、11月1日は、86番志度寺さんで、「おへんろつかさ養成講座・志度寺実地研修」があるので、そのサポート体制の確認など。
「アカン・・」と思いつつ、情報交換も大事だからと、飲めないコーヒーをいただいて、あまり好みではないお菓子やケーキをいただくと、もう、お昼ご飯は入らない・・・。
そのまま走って、高松市香南町にある「高松市香南歴史民俗郷土館」に行ってきた。ご案内の通りの「日本刀と刀装具展」を見るためである。
ここは、その昔に「由佐城」というお城があったらしいが、このような立派なお城ではなくて、単なる土塁を巡らせた「お館」だったようである。この建物の中には「農具」や「民具」などが収納されている。
ということで、本館の二階では、こうした日本刀展が開かれていて、18振の日本刀や脇差しが展示されていた。
でも、銘とか寸法だとか制作年月日なんぞの記録だけでは、何が何だかわからない。「ふぅぅん・・・」と眺めて見て通っておしまい。何の感激も感動も思い浮かばない。
全体に江戸時代初期のものが多いが、鎌倉時代とか南北朝時代のものとかも並んでいたし、現代の作とか昭和の作も並んでいたが、どこがどう違うのかはわからない。でも、こうした日本刀を収集したり、抜刀術とか居合い術とかをたしなむ人がいるらしい。この日曜日には抜刀術とか火縄銃の実演も行われるのだとか・・・。
今日の掲示板はこれ。「今から一年も経てば、私の現在のなやみなど、およそくだらないものに見えることだろう」というサミュエル・ジョンソンさんの言葉から。1年前に悩んでいたことって何だろう・・・と、自分自身を振り返って考えてみたが、何があったか、何に悩んでいたのか思い出せない。10年日記を開いても、そんな悩みのことなんぞは書いてない。今回の言葉を読んでみて、「ああ、なるほどなぁ」と感心した。本当にくだらないものだったのであろう。悩みとはそのときの状況によって変わり、他人からすればどうでも良いような悩みもあれば、深刻で大きな悩みもある。一人ではどうすることもできず相談できないとか、悩み過ぎて食事も摂れない、夜に眠れないといったようなことは誰もが一度は経験してきたはずだ。でも、1年もすれば、そんなことなぞ、すっかりと忘れているから大丈夫なんだ。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。