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Channel: まほろば自然博物館
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あくびする 口の中まで 秋日さす

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 さぬき市地方は瀬戸内側では寒気の影響で雲の広がっている所があったが、太平洋側では高気圧に覆われて晴れていた。気温は16度から22度、湿度は72%から48%、風は3mから5mの西北西の風がやや強くなった。明日の29日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 で、これまた恒例になった香川県立図書館への出勤(?)である。あれだけうるさかった蝉の声がまるで夢であったかのようなアキニレの林。あっという間に紅葉が進み、落ち葉が舞うようになってきた。気が付けば10月も今週でおしまいになる。

 

 昨年は山頭火の句碑を探して歩いたし、病気遍路や職業遍路についての研究もやったけれど、今年はそんな研究には手が届かなかった。

 

 今年は何を調べようか・・・というばかりで、ちっとも目標が定まらなかった。というか、今までの研究の成果発表みたいなことで、「向山周慶」とか「英国士官レキ」とかの講演会があったし、この秋には、「軒原庄蔵」のガイド役が予定されている。

 

 これが先日に送られてきたパンフレットである。ここの③にある「さぬき市の偉人めぐり」である。

 

 これの資料は既に出来上がっている。

 

 で、少しばかりお手伝いをしている、この「納め札」を私なりに整理してみようか・・・とは考えている。「おへんろつかさの会」では、どのようにまとめようとしているのかは聞いていないが、当面は来年のあたま当たりに展示会を行う予定らしい。本や論文にまとめるのは更に先になるらしい。

 

 それまでに、納め札についての研究をすればいいかなぁと考えているところ。それと、「真宗門徒とお遍路に関する社会仏教学的考察」も、そろそろまとめたいものだと・・・。

 

 すっかりと失念していたのだが、このイベントの告知を、ホームページでやっていないことに気がついた。この「彫像会」のスケジュールだけは告知してあったが、内容についての案内を忘れていたのだった。

 

 原形は左端のゴツゴツしたもの。それを数時間ほどで、右端のような「わらべ地蔵」に仕上げるというもの。講師は、京都の仏師の「冨田睦海」師で、他にお弟子さんが二・三名おいでになって指導してくれるというもの。

 

 この方が仏師の「冨田睦海」師で、1978年生まれ。高校卒業後、家業である仏像彫刻に従事するため父親に師事。その後、兄と共に独立し、数々の寺院彫刻や仏像修復、皇室位牌修復などを手がけ、 2010年、その彫刻技術を生かしたシルバージュエリーブランド「睦海」を立ち上げた。現在、若手職人が育つ環境が成り立っていないという現状。海外製造など、流通の変化などにより衰退傾向にある工芸会を目指すこれからの人たちに伝えたい。手に技術を付けた時、やる気さえあればそこからの能性は無限大だよと。

 

 昨年に私の彫ったものはこんなだった。

 

 この船の模型や資料を一足先に島へ運ぶために、明日から二泊三日の予定で行ってくる予定。

 

 今日の掲示板はこれ。「どんな難局にあっても「どうにかなる」という楽観性と。「自分でどうにかする」という強い決意があれば、そこを切り抜けていくことができる」という塩月弥栄子さんの言葉から。生きているとさまざまな難局に出会うものである。その難局との出会いでどのような行動をするかで人間性が表れたりするもの。多くの難局との出会いが人間性を高め、難局に対して的確に処する術が身についていくのではないだろうか。そういう意味においては、難局は歓迎すべきものであると捉えることもできるだろう。難局に対しては楽観性と強い決意を持って臨むことが肝要ではないだろうか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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