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秋の日の お茶のぬるさに 止まる舌

 さぬき市地方は気圧の谷の影響で雲が広がり、夜遅くには雨の降る所があるらしい。気温は10度から17度、湿度は64%から56%、風は1mから2mの北東の風が冷たくなった。明日の2日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、昼前まで雨となる見込みらしい。

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 朝の志度寺はすがすがしかった。8時集合・・ということだったが、誰もやって来ないので、境内を五巡くらい歩き回っていた。どうやら、一旦、さぬき市役所に集合してから、この会場にやってくるらしかった。そうそう、今日はさぬき市観光協会の行う「おへんろつかさ養成講座の五回目・志度寺現地研修の日なのである。

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 朝方は青空も見えて気持ちのいい朝だが、お遍路さんはまばらだし、養成講座の一行もやってこないので、境内の掃除をしながら、みんなの来るのを待っていた。8時半を過ぎた頃から三々五々と受講生さんが境内に入り出してきた。そこで、会場となる書院までの道案内やら誘導役を務めていた。

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 今日は日が良いというか多忙な方が多くて、本日の受講生は三十名弱。まずは1コマ目は「志度寺概要論」とか「世界遺産登録概論」などのお話。お話は副住職の「十河陽之助」師。世界遺産とは何かから始まって、その歴史や、なぜ、四国遍路を世界遺産に登録しなければならないのか・・・というようなお話を明快にお話された。

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 で、お寺の歴史なんかで、年月日のことや由緒縁起などについて、「これは間違っている」とか、「この日付は誤りだ」などと言う人がいるけれど、そうしたことの背景に何があって、そうなったのかを考えて、「歴史はこうだけれど、こういう伝承もある」という理解の仕方をして欲しい・・とお話されたのが印象的だった。

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 また、書院前にある枯山水の「無染庭」の由来や来歴などについても、興味深いお話をうかがうことができた。

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 二コマ目は、渡邊会長による「志度寺縁起の絵解き」の講義であった。志度寺には六双のこうした縁起絵図があるが、その縁起絵図をどう読み解くのか・・という講義であった。

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 三コマ目は、ボランティアガイドの「近藤敬司」先生による「ガイド方実技指導」で、実際に志度寺を歩きながら、どうやってガイドをしていくのかの実際を学ぶ講義である。この「おへんろつかさの会」は、「お先達さん」ではないので、宗教や仏教のガイドはしない。あくまでも、観光ボランティア・ガイドなのである。

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 研修は午前中で終わった。今度は三日に行われる「さぬき市88ウォーク」後の、「大窪寺観光案内ボランティア」がある。

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 わが家の旧宅の写真が、さぬき市大川町の文化祭に展示されているというので、奥方と一緒に見に行ってきた。これがその写真で、ボランティアの生徒さん(禅林学園)が、残った家具などを運び出しているところである。ちなみに、この食器ダンスは、現在の家でそのまま使われている。しかしのかかし、未だに細い砂が残っていて拭いても拭いても浮かび上がってきている。このような写真が三枚ほど展示されていたが、パネルが光ってきれいには撮影できなかった。

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 で、これである。母のいとこにあたるパーマ屋さんのおばさんが作った防災かかしである。昨年は、朝ドラの「あまちゃん」だったそうで、毎年、この文化祭にこうしたかかしを展示して話題になっている。

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 ちなみに、上の方にある説明用パネルは、孫のなぎちゃんと娘が書いたものだということだった。

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 言われてみればなぎちゃんの文字らしい・・。

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 今日の掲示板はこれ。「人生 くやまず くらべず くにせず くさらず くじけずに」というもの。この語源を調べてみたけれどわからんかった・・・。確かに、これらのことを心がけて生きて行ければいいのだろうけれど、なかなかに難しいことがらばか り・・・。悔やんでも、比べても、苦にしても、くさっても、くじけても、ありのままに、南無阿弥陀仏のお念仏に救われるしかない私たち。風の流れに、雲の 流れにまかせきるしかない私たちでありますことか。

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じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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