さぬき市地方は冬型の気圧配置となっているため、瀬戸内側を中心に雲が広がっていた。気温は1度から8度、湿度は84%から62%、風は4mから5mの西の風がやや強かった。明日の21日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夜には雨や雪の降る所がある見込みらしい。
朝はうっすらと雪だったが、道路上にはほとんど雪はなく、奥方は通常通りに出勤して行った。県道では小型の除雪車が申し訳程度に動いていた。
朝の散歩でも、こうした田んぼや畑ではうっすらと雪が降ったらしいが、道路上には何もない。ただ、橋の上だけは冷えたのか雪がしっかりと残っていた。
思いつくままに、四月の講演会用に「お袈裟」のお話をまとめだした。「ありきたりのお遍路の話は誰でもするが、お坊さんの裏話は聞いたことがない・・」と言う注文だけれど、お坊さんの裏話はともかくとして、お袈裟の歴史や変化の状況は見たことも聞いたことがないらしい。私らだって、「法衣史」や「袈裟史」というのは特別講義でしか聴いたことがない。
お遍路に関係する「おへんろ輪袈裟」から入って、簡略されたものから、進化を逆に辿って、絡子(らくす)、小野塚五条、地蔵袈裟、小五条、五条袈裟・・・七条、九条、大衣・・・と、お袈裟の源流を探って行こうとしている。
途中で、修験道の「梵天袈裟」や「摩紫金(ましこ)袈裟」、種子袈裟などにも触れている。
10時からは、さぬき市志度にある「さぬき立市志度図書館」に行って来た。先週に借りた「昭和の道具類」などの本を返却して、新しい本を借りてきた。昭和の道具とか昭和の遊びとかが書いてあっても、都会と田舎とでは道具も違うし、遊びも違った。似たような遊びでも呼び方が違うし、遊び方も違っていた。
どうにも、借りた本は早め早めに返しておかないと忘れてしまいそうになる。読み残しても、また、借りればいいのだから、いつまでも積ん読状態はいやなのだ。
丸亀城の絵手紙のおばあちゃん、十河博子さんの本である。お城でさかんに勧められたが、買って読むような本ではない。この十河さんのサインが入っているから寄贈されたものみたい。
こういう「絵手紙」が掲載されていて、十河さんのひとことも寄せられている。しかしのかかし、いつ見ても、これはハガキで絵が描いてあるのだから「絵ハガキ」だと思う。でも、どんな本でも、どんな新聞でも、これを「絵てがみ」だと書いてはばからない。これが私にはわからない。
プロの製本屋さんが書いた製本の本だが、和綴じと洋綴じをあたまで少しだけ解説しただけで、後は箱だのメモ帳だのと、「全部見せます」という割には手応えのない本だった。
漫画で読む親鸞さま・・・。ふむふむ・・と眺めていたら、やっぱり、「本願寺出版」さんか。ま、教科書通りみたいな漫画本だった。
これは明日にでも読むとしよう・・・。
今日の掲示板はこれ。「欲深き 人の心と降る雪は 積もるにつれて 道を失う」というもの。これは「高橋泥舟」という人の歌。泥舟は後年の号、若いころの号は忍歳。いわゆる「幕末の三舟」のひとり。(ほか、勝海舟、義弟である山岡鉄舟)。生家の山岡家は槍の自得院流の(忍心流)の名家で、泥舟みずからも槍を修行し、神業に達したと評される。 幕臣として節義を通す姿勢には信頼が厚く、義弟・山岡鉄舟が務めた西郷隆盛との駿府会談はもともとは勝海舟に推薦された泥舟が担当する予定だった。 明治の廃藩置県後は官職には就かず隠棲、書画骨董の鑑定などでして生涯を終える。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。