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Channel: まほろば自然博物館
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立秋は 風のゆらぎも 柔らかい

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、午後は大気の状態が不安定となるため雨や雷雨となる所があるらしい。気温は26.1度から32.6度、湿度は98%から74%、風は1mから3mの東の風が少しばかり。明日の8日は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 さて、この時期恒例の88クリーン・ウォークの日。いつもお世話になっている「おへんろ交流サロン」周辺のへんろ道のクリーン作戦の日というわけ。

 

 「前山をよくする会」とか地元の住民とかが総出でこの周辺のゴミ拾いをするのである。

 

 私たちの「おへんろつかさの会」の会員は10名ほどが参加した。というのも、この日は同じ場所で別のイベントが同時進行しているからである。

 

 私たちの受け持ちは、この前山ダム周辺の遍路道だった。7時半から作業を開始。おへんろ交流サロンからダムの上流に向かい、そこから対岸を下っていってダムの堰堤を渡って戻って来る一時間コース。

 

 集まったゴミはこんなもの。他に空き缶やペットボトル類が同じような量だけあった。

 

 一方、こちらでは、「おへんろつかさ養成講座」の第一回講義が行われていて、駐車場係が受講生たちを誘導整理していた。

 

 「おへんろつかさの会」は、さぬき市観光協会が養成している「観光ボランティア団体」。お遍路さんの信仰的ガイドは霊場会が養成している「お先達」さん。私たちはさぬき市内の遍路道周辺の観光ガイドをする役目である。だから、歴史好きな人たちが多い。

 

 今日は開講式ということで、養成担当の「堀尾副会長」が、「へんろつかさの会」の趣旨などを説明していた。

 

 「お遍路を司る」とか「おへんろを務る」とかの「つかさどる」という意味なんです・・とかと説明していた。

 

 今期で養成講座も第10期になる。今期の受講生は24名らしい。後ろの方に並んでいるのは先輩たちのサポート部隊。今回は、櫻谷大先達から「おへんろと空海」という講義や、木原香川大学名誉教授から「江戸時代のおへんろ」という講義を受けた。

 

 また、先輩の前田チーフガイドから、ここのおへんろ資料室にある資料の説明も受けた。「なぜ、四国霊場は88であるのか」とか、「遍路という言葉はどうして生まれたのか」みたいな基礎講座であった。

 

 一方、私たちは別室での役員会。これまでの活動の総括と反省や感想、これから取り組む事業の概要と、その対応策など。

 

 この方が、四月からおへんろ交流サロンやへんろ資料室などを管理監督している「和田館長」さんである。新任のご挨拶をいただいとところである。

 

 今日の掲示板はこれ。「大切なことは 何年生きてきたかではなく 何をして生きてきたかということです」という荒了寛さんのことばからである。人生に意味があるかどうかを考えればさまざまな考えに出会うのだけれど、その意味も考えることなく、ただ、漫然と年齢を重ねるだけの人生ではなく、この私が何を成し、何を発言し、どのように生きたのかが大切であるよ、と、言うている。先日の「余生」という言葉にも関連するけれど、「静かな余生」も、それは それなりの生き方だから尊いのだけれども、「私が生まれてこなければ、この世に生まれなかったものもある」という生き方もまた、尊いだと思うのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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