Quantcast
Channel: まほろば自然博物館
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

秋の空 それほでもないか こころざし

$
0
0

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れているが、上空の寒気や湿った空気の影響で夕方からは雨の降る所があるらしい。気温は22.5度から30.1度、湿度は82%から60%、ようやくに涼しくなって秋らしくなってきた。風は5mから7mの西の風が吹き荒れていた。明日の31日は、高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 朝は水道の水が冷たい・・・と感じるほどに涼しくなった。台風の影響だろうか、空気自体も澄んでさわやかになってきた。

 

 今日は全国的に火曜日だということで、恒例の「おへんろ交流サロン」への出勤になった。相も変わらずの「俵札調査」である。

 

 一応、遍路札(納札)の調査が終わって展示をやっているので、今度は、その他の書類、紙くずの整理である。紙くずの中には、子供の落書きからお習字の練習、借用書、予防接種の案内状らに混じって、お守り、祈祷札、御影、仏画、弘法大師の掛け軸、伊勢暦など多種多様な紙くず・・・。

 

 私がたまたま掴んだ箱の中身は「お守り(寺院発行分)」だった。一枚一枚、毛筆による手書きのお守り札である。お寺のみんなでせっせと書いて授与したものだろうか。これに整理番号を記して、ファイリングしていく。これを別の先生が画像に処理するのである。

 

 あの有名な「こんぴらさん」は、元「象頭山金光院松尾寺」で、本尊は「金毘羅大権現」だった。明治の廃仏毀釈で、「金刀比羅宮」と改組し、主祭神を「大物主神」とした。現在の松尾寺は、旧松尾寺の塔頭であった普門院が松尾寺の法灯を継承したものである。

 

 作業は簡単なように思えたけれど、お守り札と祈祷札の違いがはっきりとしない。御影(おみえ)と仏画の境界はどこだろうか。ま、分類する方の認識も違えば、それを整理するものの認識も違うから、「その他」とか、「分類不詳」とかの箱が一杯になる。

 

 いや、皆さん、真剣に分類をされているのだけれど、「なんで、こんなものがお守りになるん??」というようなものが入っていたりする。

 

 こういうものは、はっきりと「御影(おみえ)」に分類できるのだけれど、これがお不動さんだったり、お地蔵さんだったりすると、御影にも見えるし、仏画にも見えるし・・と。

 

 今日はもう、エアコンのいらない作業場になった。

 

 今日のお昼はこれ。なんだかんだと、八月は忙しかった。来る九月もなかなかに忙しそう。今日はお昼寝でもしてのんびりと・・・。

 

 ふむ、思ったよりそうでもないか・・・。ま、夏休みの自由研究がゆったりとできぞうな月になりそう。

 

 ま、言うと言わんと、朝夕が涼しくなったのは身体に楽な季節になった。それに虫の数も減った。朝方は肌寒ささえ覚えるようになって、ゆっくりと寝ていたい気分になった。

 

 今日の掲示板はこれ。「前向きな心には何ひとつ無駄はない 苦しみも悲しみも成長の糧となる」というもの。京都府福知山市にある丹波あじさい寺・観音寺の住職「小籔実英」さんの言葉がとても温かく心安らぐと評判らしい。人生で少し疲れた時、悩みや迷いがある時、悲しい時、辛い時、そんな時にぜひ思い出してほしい言葉である。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

Trending Articles